何を基準に選ぶのが正解?プロが教える就活塾選びのポイント
目次
現在、全国でたくさんの就活塾が開講しており、得意な業界や一流大学出身の講師、カリキュラムの内容や指導スタイルなど、さまざまな強みを作りアピールしています。
正しく指導してくれる就活塾はたくさんありますが、中には受講費をだまし取ろうとするような悪質な就活塾も存在します。そのため、学生のみなさんにとっては「いったいどこの就活塾を選べばよいのか?」と悩むことも多いでしょう。
何の予備知識も無いままで、自分に合った就活塾を選択することは実は非常に難しいのです。
このページでは、就活塾を選ぶ際に抑えておきたい「基本的なポイント」と、当サイトの管理人が厳選した「数多の就活塾を見てきた管理人が教えるポイントTOP5」をご紹介します。
自分に合った最適な就活塾を選び、有意義な時間を過ごしましょう。
最適な就活塾に出会えた受講生の声
まずは、就活塾選びに成功した実際の受講生の声を紹介します。
就活塾は人生の岐路を共に乗り越えるパートナーです。より良い就活塾に出会えれば、その後の社会人としての人生にも、良い影響があるでしょう。
ベストな就活塾に出会えた受講生は、どのような体験をしたのでしょうか?
『6月頃から就活塾へ入塾したのですが、自分で就職活動をしていた時は全く上手くいかず、自分自身何をすれば良いのかわけがわからない状況でした。就活塾に入り、個人的なアドバイスをもらってなんと9月に食品メーカーから内定を頂きました!勿論、就活塾に入った後も落ちはしましたが、それでも1つ1つ落ちた原因を一緒になって考えてくれたことが良かったのだと思います。講師の方と内定祝いで飲みに行った時も、入社後の話や社会人としての話をして頂き非常に感謝しています!』
『就活塾で得たものは、「社会人としての土台」と「仲間」です。
就活塾の講座が教えているのは、あくまで「経済的に独立した個人」となるための基礎です。基礎とは言っても非常に密度が濃い内容なので、何度も何度も繰り返し学びました。そうすることで、とても強固な土台ができていったと感じます。』
『入塾したきっかけは、社会がひいた「レール」に盲目的なまま乗っていく不安からでした。期待通り、ここでの学習をきっかけに、独立して生きていくための知識とノウハウが得られ、高い質の情報を共有することで、「就職」という選択の意義を、「独立」と比較したうえで、魅力的に感じました。そして、積極的な理由で就活を選び、楽しみました。 自分が望んだ進路を獲得でき、今では講座で習った知識を会社でドンドン使ってみたり、先輩生徒たちが就職後も会社で成功していく姿を目にして、就活塾で学習できたことの有用性や希少性を再実感しています。』
『入会をして一番良かったと思う点は、自分では考えられない考え方、自分が何を見て就活をして、何を見て仕事や人生を決めるのかということを的確に教えてもらいました。「今」よりもむしろ「社会人」になってからのことを考えさせてくれたことです。短期的な話ではなく、自分の過去からさかのぼって、これからの道筋を教えてくれたことが、一番ズシっときました。』
『入る前は就活のサポートにお金を払うことに抵抗がありましたが、今では入って本当に良かったと感じています。特に良かったことは、実際に人事を経験された講師の方による、マンツーマンの面談です。自分の強みや学生時代の経験を深堀りすることができました。ESの添削も、自分が自信を持って出せるほど何回も見てもらえたため、高確率で通過することができました。最終的に第一志望の会社から内定を得ることが出来ました。』
『社会人になってみて振り返ると、就活塾の講座は、「社会人になっても使えること」を大学生のうちから学べる数少ない環境だと感じます。その中でも【現場で使える基礎的な知識・考え方】が1番大きいと思います。 就活塾での受講内容は現場で活かせるものばかりですし、今でも振り返りながら日々営業をしております。学生時代に知っておくことで、社会人になってからの差は大きいのかなと感じます。』
いかがでしょうか。
自分の知らなかった一面を見つけてくれたり、新しい考え方を教えてくれたりなど、これから一人の社会人としてどう生きて行けばよいのか、という深い教えを貰えたようですね。
就活塾の良さは、まさに、こういった点にあります。
自分に合わない就活塾を選択してしまうと・・・
一方、自分と相性が悪かったり、しっかりと運営の出来ていない就活塾に入塾すると、「せっかく高い受講費を払ったにも関わらず無駄になってしまった」「行かなければよかった」ということになってしまいます。
いくつかエピソードをご紹介しましょう。
『生徒一人一人を見ようという姿勢が全く感じられない。生徒1人につき先生が1人つくというシステムにはなっているものの、特に先生からのアプローチはない。電話が欲しいと何度も言ったが電話が1週間も来なかったこともあったし、その上着信履歴すら残っていないのに、「電話をした」と嘘をつかれたケースもあった。特定の生徒とばかり話している姿もたびたび見られた。いわゆるお気に入りといった所だろう。』
『この塾に何を投資していたかを振り返ったところ、エントリーシート、面接、GD、自己分析といった授業を一コマずつ受けた後は、自己分析面談、そしてGDや集団面接の練習会に参加するのみだ。この練習会から少しでも退くと、行きづらくなる生徒は必ずしも少なくないと思う。顔見知りに不慣れな姿は見せたくないと考えてしまうからだ。私はこうして行きづらくなってしまった。』
『4月になり周りのみんなが内定先を決めてきている最も不安な時期に就活塾に電話をし、相談を持ちかけた。すると「もう大手はないから、今年の就職は諦めるのもいいんじゃない」ということまで言われてしまった。電話も実に事務的で、あぁ、どうでもいい生徒はないがしろにするんだなと思った。』
講師の指導スタイルに問題があったり、自分の性格に合わないような方針の就活塾を選んでしまうと、何も得られず終わってしまうこともあります。
このような結果にならない為には、しっかりと就活塾の特性を見極めることが重要です。
大学周辺の路上で勧誘する業者には要注意!
就活塾の中には、自己啓発セミナーまがいの内容で高額な受講料をだまし取ったり、強引な勧誘で学生を無理やり入会させる、詐欺的な「ブラック就活塾」もあります。特に、大学周辺の路上で勧誘するような就活塾にはその傾向が強いため、注意が必要です。
管理人が把握している限り、真っ当な就活塾は路上で勧誘など行っていません。こういった就活塾は、困っている学生に対して言葉巧みに入塾を迫ってくるため、流されずきっぱりと断る姿勢をとってください。
「ブラック就活塾」にだまされないための見分け方も、別記事で紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
【詐欺就活塾に注意】
まずは抑えたい基本的なポイント
それでは、自分に合った就活塾選びのポイント紹介に入りましょう。
具体的に何を見て選べば良いのでしょうか?受講生の体験談からもわかるように、「行ってよかった!」と思えるような就活塾に出会えれば、その後の人生にも大きな影響を与えてくれます。
自分に合った就職塾をしっかり選べるように、まずは基本的なポイントを抑えましょう。
・卒業生の内定実績
・受講料金・支払い方法
・カリキュラム(講座・ES添削・ネット配信など)
・講師(経歴・出身分野・チューター)
・受講できる地域(通学のみ・通信)
・体験してみる(説明会・無料体験レッスン)
・友人・知人・先輩などの紹介/体験談/口コミ など
これらは、実際に学生の皆さんでも「もちろん確認するよ!」という基本的な内容かもしれませんが、選ぶ際には改めておさらいしてみましょう。
確認漏れが無いか今一度洗い出してみると安心です。
数多の就活塾を見てきた管理人が教えるポイントTOP5
多くの就活塾、多くの受講生を見てきた管理人には、塾側の事情や、受講生のリアルな声などさまざまな情報が入ってきます。
ここでは、その経験から導き出した就活塾選びのポイントTOP5をご紹介します。しっかり結果を出したいのであれば、ぜひこのポイントは抑えてください。
第1位 講師の経歴・職歴を公開しているか、質の良い講師はいるか
就活塾の中には、講師の名前とコメントしか載せていない塾もあります。中には高卒で就活経験もない人物が講師をしているといった場合もあるようです。
大学の授業料に加えて、相当額の受講料を払って講義を受けてもらうのが就活塾なのですから、経歴・職歴共に相応の人物が指導するべきでしょう。
講師の出身大学・学部・職歴などを公開しているかは必ずチェックしてください。
そして講師の質も重要です。企業の人事経験者や採用担当者が講師にいるかどうか、また講師専業ではなく他に本業を持っている人が講師をしているか、という点も合わせて確認しましょう。就活塾には今の企業のことを講師がしっかり理解していることが必要です。見当はずれのアドバイスをされないよう講師の質にもこだわって選択することをおすすめします。
第2位 講師の総数を公開しているか
ここ数年で就活塾が急激に注目を集めるようになってきたため、能力の高い講師は各塾で奪い合いとなっています。
講義風景写真では多くの講師が写っているものの、実際には数人で講義を持ち回りで担当しているという就活塾もあるようです。なので、実際に何人いるのか?は必ず確認しましょう。
また、目指したい業界によっても、求められる講師のタイプは違ってきます。講師にはさまざまなバックグラウンドを持つ人が在籍しているか、受講生の目的に応じて対応してくれるか、なども視野に入れて就活塾を選ぶようにしましょう。
第3位 受講生の総数に対して講師数が充分か、個別指導は無制限か
大手の就活塾では、月に100名以上の受講生が入塾することもあるようです。
受講生が多いことは、お互いに切磋琢磨し、相対的に自分のレベルを見極められるという点ではメリットもあります。しかし、それに対して就活塾の講師数が充分でないと、講師1人につき数10人の受講生を担当することになってしまいます。理想は講師一人につき受講生数名が望ましいですが、多くても10名までが限度でしょう。就活塾を選ぶ際にはこの講師と受講生の比率も確認するようにしてください。
また選ぶ際には個別指導が無制限に受けられるかどうかも重要です。「個別指導が無制限」と謳っていても蓋を開けてみるとまったく予約が取れないという就活塾も存在します。制度があるうえで「実際に予約が取れるのか」も合わせてチェックしましょう。
第4位 内定保証制度があるか
最近の就活塾では、内定保証制度を設けているところがあります。
内定保証制度とは、簡単に言うと希望する業界への内定が決まらなかった場合には、受講料が全額返金されるといったものです。受講生にとっては安心の制度ですが、内定保証制度を設けることは就活塾の経営リスクにもなり得るので、この制度を設けている塾はサポート体制に自信があるといえるでしょう。
ただし、内定保証制度の適用を受けるにはさまざまな要件をクリアする必要があります。事前に適用条件を確認することも重要です。
第5位 無料受講制度があるか
就活塾の雰囲気や受講生の様子など、実際に受講してみなければ分からないことが多くあります。
説明会のスタッフと実際に講義を担当する講師が違うケースもあります。長期間に渡って就活塾にお世話になる場合もあるので、実際の講義を体験して、リアルな雰囲気を確認してから入塾を決定するほうが良いでしょう。
上記5つのポイントに加えて、自身の志望する分野や住んでいる地域など、事情にあった就活塾を選択することも大切です。
就活塾にはそれぞれ強みがありますので、比較し見極めながらより良い就活塾を選択しましょう。
当サイトでは、日本全国に存在する様々なタイプの就活塾を掲載しています。
【就活塾一覧】
まとめ/就活塾選びには貪欲な情報収集が必要
全国で数多の就活塾がある中、後悔しない選択をするためにはしっかりと情報を集めることが大切です。
入塾がゴールではありません。その先の社会人としての人生が掛かっていますので、ぜひ慎重に選んでください。