「就活エリート」の高笑い、「普通の学生」の涙
今回の後ろ倒しで、面接をはじめとする採用選考の解禁が、大学4年生の4月から8月へと、後ろ倒しになります。一方、正式な内定時期はこれまでと同様に10月1日になると考えられています。
ということは、最大6カ月(4~9月)の期間をもって行ってきた「新卒採用」という業務を、わずか2カ月(8~9月)で終わらせなければならなくなったということです。
企業の採用担当者としては、当然「よい人材を十分に採用できなくなるのではないか」という危機感を持つことになります。そのため、解禁日以前に優秀な学生にコンタクトできる貴重な手段として、「リクルーター」を復活させる動きが活発になっているのです。
8月30日の日本経済新聞「リクルーター 採用難で復活」という記事では、NECや日立製作所、東芝などの大企業がリクルーターの活用を活発化させていることが報じられました。
ある大手企業でも、従来100人だったリクルーターを一気に5倍の500人に増員し、後ろ倒しに備えています。
2016年卒の就職活動はスケジュールや企業の動きなど、未確定なことも多く例年以上に情報収集をしっかりしていくことが大切となるでしょう。
とはいえ、就職活動で本当に重要となるのは自分自身をしっかり見つめなおし、成長させていくことです。自分が将来どうなりたいのか、そのためにどんな力を身に付けなければいけないのか、早めに考えてみてください。
2014/09/24 東洋経済
連載第1回「『リクナビ悪者論』に物申す」では、就活後ろ倒しによって、企業の採用活動がクローズド化してしまうことを説明してきました。企業の行動が変われば、応募する側の学生も、その影響を避けて通ることはできません。
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