向き不向きを決めるのは誰!?
一年で最も街がキラキラするクリスマスが過ぎ去りました。現在もイルミネーションは継続してはいても、街を包むワクワク感や高揚感はクリスマスの醍醐味だと改めて感じさせられます。サンタも来ない、お年玉は渡す側ですが、喜ぶ顔が見られることは幸せなことであろうと自分を慰め、大掃除に励む毎日です。
前回もお伝えした通り、就活中の皆さんにとって年末年始はチャンスでしかありません。就活中の皆さんは学生なら17年卒または18年卒でしょう。17年卒の方にとっては「まだ就職が決まらないのか?」と根堀り葉掘り聞かれる年末年始は居心地の良いものではないかもしれませんが、ここはグッと我慢です。時間的な余裕がある上に幼い頃からを知っている人に再開する機会が多くなります。
ここで自身の強みの棚卸しを再度行ってみましょう!18年卒の方も自己分析で行き詰まったら人に頼ってしまいましょう。少々テクニカルな話になりますが、質問としておすすめなのは「私の強みってどんなところ?(良いところ)」そして必ず「なぜそう思ったか?」をセットで聞いてみてください。
最初の質問だけではもったいない。そのまま使えるとは限りませんが、面接やエントリーシートでは分かりやすさが大切です。その裏付けとなるエピソードがないと初めて会う面接官を説得することは難しくなります。 今後を見越して具体的に聞いてみましょう。
自己分析を否定するつもりはありませんが、自分のことって分かるようで分からなくないですか?自己分析をやりすぎて、就活の範疇を越えて哲学の道に迷い込んでいる人もしばしば見かけます。何が好きで何が得意か?どんな失敗して何を学んだのか?この程度がエピソード込みで整理されていれば問題ないでしょう。それ以上は人に聞いてしまうことをおすすめします。
アナウンサー時代の上司には「向き不向きは自分で決めることじゃない。もらった仕事を懸命にこなしてプロデューサーやディレクターに決めてもらえ!」と言われていました。何度も呼ばれる仕事が向いている仕事ということになります。
私はドキュメンタリーのナレーション志望でアナウンサーになりましたが、旅番組のリポーターと番組制作、まさかの動画カメラマンに適正があることに気づかされました。
20歳そこそこで自分の適正や専門性を将来の伸び率も鑑みて的確に予測することは簡単なことではありません。企業に合うかどうかも判断するのはその会社の従業員です。学生ではありません。来年も向上心を忘れずに、あなたらしさを磨いてくださいね。
それでは、風邪やノロウイルスなどの感染症に気をつけて良い新年をお迎えください。
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都内私大を卒業。就職浪人の末、地方局アナウンサーに。ニュースキャスターだけでなく、企画、撮影、編集とテレビに関する「いろは」を体得する。その後、1都3県の大学で授業や相談業務に従事。好感度の高い立ち居振る舞いを含め、「わかりやすく自分を伝える」面接対策を得意とした。東日本大震災を機にネットメディアに転職し、昼夜問わずお仕事三昧な日々を送っていたが結婚により退社。一児の母。
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