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学生一人当たりのエントリー社数、前年比38.9%減の42.4社


 エン・ジャパンは2月1日、同社が運営する学生向け就職情報サイト「[en]学生の就職情報」において来年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に実施した「2013年度新卒採用 就職・採用活動アンケート」の結果を公開した。

http://response.jp/article/2012/02/02/169388.html
 同調査は、「[en]学生の就職情報」の登録モニター学生・「[en]学生の就職情報パートナーズNEWS」の登録企業を対象に1月6日〜16日にインターネットで実施。有効回答数は学生が1,462名、企業が357件。

 就職活動における学生の現在の悩みは、「エントリーシート(19.6%)、「漠然とした不安や焦り」(17.4%)が上位となっている。学生一人あたりの平均エントリー社数は42.4社で、前年同時期と比べると38.9%減少している。

 一方、企業の現在の悩みは、前月と変わらず「母集団形成」(35.6%)がトップだった。母集団形成について「想定より少ない」と回答した企業は49.3%となった。前年の25.1%に比べて、母集団形成に悩みを抱えている企業の割合が増えている。

 学生の志望業界では、文系では男女ともに「金融」がトップ。男性は、前年度も「金融」がトップだったが、今年度はさらに志願者比率が3.9pt伸びている。女性は前年度1位だった「サービス(その他)」と首位が入れ替わっている。

 また、理系男性は「機械・部品、メーカー」が前年度同様で首位だったが5.4pt下がり、「食品メーカー」「素材メーカー」がそれぞれポイントを伸ばしている。理系女性は前年度と変わらず「食品メーカー」への志望が高くなっている。

 学生がエントリー企業からの案内(情報提供)の中で、「説明会に参加したい」と思ったものは「メールマガジン」(32.9%)がトップだった。またエントリーした学生に対し、会社説明会予約を促進するための企業の取組みは「ブログの定期更新」「メールマガジンの定期配信」が上位となった。

 働くことに対しての学生の印象は、「ポジティブな印象」が69.1%、「ネガティブな印象」が21.0%。ポジティブな印象の理由には、「セミナー等で多くの社会人に会うなかで、仕事を通して成長したとおっしゃっていたため」などが挙げられている。

 新卒採用の選考時に精神面の強さ弱さ(ストレス耐性)を確認している企業は全体で53.9%。確認方法としては「テスト」(77.7%)がもっとも多く、次いで「面接」(17.3%)となっている。一方、確認のプロセスを導入していない理由としては、「測定方法がわからない」(27.7%)、「コストがかかる」(21.5%)などが並んでいる。

《前田 有香》

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戸川 大冊
特定行政書士
早稲田大学政治経済学部卒。立教大学大学院法務研究科修了(法務博士)。帝京大学や神田外語大学他首都圏の大学で企業研究・就職活動講義へ出講経験あり。就活塾の講師としても活躍。ブラック企業や就活塾に詳しい行政書士として朝日新聞・読売新聞の取材やNAC5「夕焼けシャトル」 出演などの実績もあり。

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