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今さら、ですが…ホワイト企業って、なぁに?

若者を“使い捨て”るブラック企業の対義語として、“ホワイト企業”なるものがあります。

世の中で既にスタンダード化している語彙に対して、物申すつもりは決してないのですが、誰が言い出したのか、黒に対して白を使ってまったく逆の価値観を示してくる発想は、少なくとも私は持ち合わせていないので「ヽ〔゚Д゚〕丿スゴイおもしろーい」の一言に尽きます。

個人的な感想はさておき、ビジネスパーソンに人気のビジネス情報サイト「東洋経済on line」は2013年4月、新卒の離職率が低い“ホワイト企業トップ300”と題したランキングを出しました。記事によると、300社の定着率平均は86.0%。実に、上位92社が定着率100%、三分の一は1位というランキング表で、93位のNTTドコモでさえ、250人のうち1名が退職したため1位にならなかった(なれなかった?)という状況を見ると、順位にはあまり意味がなく、“ホワイト”か否かというところがポイントだと考えられます。

これらの会社はいずれもCSR(企業の社会的責任:corporate social responsibility)への取り組みがしっかりしている、という共通項があります。一口に言うと、内向きと外向きで顔が違わない、裏表がない企業ということになるでしょう。

ところで、ホワイト企業の代表格として、今やその名を全国に轟かせている「未来工業」。改善提案を上司に提出するだけで、採用されなくても500円支給!という取り組みなど、常に社員に「考えること」を促す制度や、傍から見ていて「楽しそう!」「やってみたい~!」と思える仕組みが満載の会社です。「改善提案」だなんて、受け取る側が間違った受け取り方をすれば、会社に文句をつけるようなもの。それを「どんどん出して!」と言える雰囲気は、やはりCSRに対する同社の自信の表れでもあるかと思います。

このほか、ホワイト企業を示す指標の1つに、離職率があります。新卒のみなさんの第一関門は3年。しかし、私は敢えて申し上げたい。「3年間、人が辞めなかった企業だからホワイトなのか?!」と。なるほど確かに、石の上にも3年とも言いますし、目安にはなるでしょう。

さはさりながら、あくまでも「目安」であって、自分が実現したいと考える生き方の実現ができない会社なら、それは、自身にとっての“ブラック”だとは言えないでしょうか。語弊を恐れずに申し上げれば、世間的にはブラックであっても自分にとってはホワイトかもしれない、ということなのです。

大切なのは、自分自身が自分のキャリアプランを持ち合わせているのか。勤め先は、そのプランの実現や個人の思いに応えてくれるのか。白黒つける判断基準は、この2点に尽きるように、私には思えます。

参考記事

http://toyokeizai.net/articles/-/13467

http://c.filesend.to/plans/career/body.php?od=140128.html

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ワークライフ アドバイザー
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