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失敗しない!就活面接の身だしなみ&マナーとは?


面接準備できていますか?

ほとんどの企業が新入社員、中途社員などを採用する際に取り入れている採用面接。
志望動機や自己PR、長所、学生時代取り組んできたこと・・・希望した企業に入社できるように、なかには他者よりも目立つことができるようにと綿密に検討し、たっぷりと時間をかけて作成する方もいると思います。
しかし、発言内容がたとえ良かったとしても、人間性を見られる面接で身だしなみやマナー、礼儀などがままならないと意味がありません。
さまざまな書籍や文献で「第一印象は、3秒で決まる!」と言われるくらい外見や身だしなみ、所作は重要です。
今回は、失敗しない面接マナー、第一印象アップの方法を紹介します。
まずは、外見から整えていきましょう。

おしゃれと身だしなみの違い

おしゃれと身だしなみの違いは把握できていますか?
既に理解している方も多いと思いますが、簡単に説明します。
おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため(相手に与える印象を考える)に行うものです。
日常生活でおしゃれをして、自分らしさや個性的・奇抜なものを着ていたとしても、周囲の人には許されます。
しかし、身だしなみとなると、話は違います。
服装や髪型で不快感やネガティブなイメージを与えないよう、清潔感を出すことが重要です。相手に与える印象が大切になっていきます。

清潔感のある身だしなみのチェックポイント

・服装
季節に合っている素材、スーツ・シャツに皴がない、サイズ感が合っている、ほつれやボタンのはずれがないか
・髪型
短髪でスッキリした印象、きちっと固めてある、前髪などが目に入らない、耳は出す、色は黒もしくは黒に近い色味
・その他
髭を綺麗に剃る、ナチュラルメイク、口臭・体臭、爪の長さを整える、綺麗に磨かれた靴、華美ではない時計
では、ここからは面接のマナーを流れで説明します。

必ずおさえておきたいマナー

【面接前】
・集合時間10分前に到着する
遅刻は論外ですが、早すぎても迷惑になります。電車の遅延なども考慮したうえで時間設定をしましょう。
万が一、遅刻してしまいそうな場合は、必ず連絡をします。
その際、なぜ遅刻してしまいそうなのか、何時頃に到着できるのかを明瞭に伝え、遅れてしまうことに対してしっかりと謝罪をすることを忘れないでください。

・コートは建物の外で脱ぎ、綺麗にたたみ持ちましょう
身だしなみを今一度確認してください。

・受付でしっかりと氏名や用件を伝え、案内された待機場所で静かに待ちましょう
試験官がどこから見ているか分かりません、常に緊張感を持って臨んでください。
携帯電話、スマートフォンの電源はオフ!

【入室時】
・名前が呼ばれ自分の番が来たら、ドアを3回ノック、「どうぞ。」の声で入室
声が掛かかる前の入室はマナー違反です。
ドアを開ける前に「失礼いたします。」と部屋の中まで届くようハツラツとした発声をし、入室。
※ドアを閉めるときは、半身をドアに向けて音を立てないようにそっと閉めてください。
後ろ手で閉める、完全に背を向ける、勢いよくドアを閉める行為はNG!

・ドアからの移動は音を立てずスムーズに
猫背にならないよう、姿勢よく、目線はまっすぐ歩きましょう。
かかとを引き摺って歩く行為など癖がある方は注意してください。

・指定された椅子の下座に立ち、指示があるまでまっすぐ直立。
目線は泳がせないように注意!自信と期待に溢れる雰囲気を醸し出すことが大切です!

・しっかりと面接官を見て「本日はよろしくお願いいたします。」の一言+一礼をする
この時に、言葉を言いながら一礼するのではなく、言葉が済んでからの一礼です!
これだけで印象がだいぶ違います。

・着席のタイミングは、面接官より「どうぞお掛けください。」の声で動き出すこと!
決して勝手な自己判断で用意された椅子に掛けないでください。
「失礼します。」の一言を添えて、スムーズ&スマートに座りましょう。
カバンやコートは、荷物は利き手側にそっと置く。

・椅子には背を付けない
背筋をピンと伸ばし、猫背にならないように注意!
深く腰掛けすぎると、退出の際にスムーズにスッと立ち上がることができません。

【面接中】
・面接中の自分の目線、手の動きに注意!
一生懸命、相手に伝えようとすることはとても大事ですが、丸暗記したものをただ読んでいるだけでは、相手まであなたの声は届きません。
人は、過去の記憶を引き出す際、目線を左上に動かすそうです。逆に空想などをする場合は、右上を見るそうです。
あなたは、知らず知らずのうちに左上を見ていませんか?
目線は、相手の目、もしくはネクタイの結び目あたりを見ましょう。
また、手の動きにも注意しなければなりません。
男性なら軽く握った状態、女性なら柔らかく手を重ねた状態(左手が上)で、膝の上に手を置くと良いでしょう。

・発声は、通常の声よりも1トーンほど高めで話すと聞き取りやすい!
声は、とても重要な役割を担っています。
明るくハツラツとした元気な声は、やる気がある、自信に満ち溢れている印象を受けます。
意識をして発声してみましょう。
参考:https://thekiduki.com/koe-tone

・話す際は、落ち着いて!早口にならないように!
聞き手がいること、聞き手の気持ちになって話すことを忘れないでください。
自分の世界に入りすぎて早口になってしまう方は、要注意です!

・相づちや頷きを適宜しましょう
会話を弾ませるポイントは、相づちです。
ちゃんと聞いています、興味ありますというアクションのひとつです。
面接の際の相づちは「はい。」「へぇ!」「そうなんですね。」もしくは、目を見てゆっくり頷くと◎
自分以外の学生が話している内容にも耳を傾け、相づちや頷きをすると好印象です。
参考:https://www.listening-skill.jp/keicho-gihou/unazuki-aiduti

【退出時】
・選考終了の言葉が掛けられたら、着席したまま「本日はありがとうございました。」の一言と、お辞儀を!
この時も言葉を言い終えてから、お辞儀を必ずしてください。言いながらはNGです!

・スッとスムーズに椅子から立ち上がり、再度「ありがとうございました。」の一言とお辞儀を忘れず!
背筋をピンと、手の位置もしっかりと意識!荷物をサッとまとめ出口へ向かいましょう。

・ドアの前まで来たら、面接官がいる方へ向き直り、しっかりと直立してから「失礼いたします。」の一言と、お辞儀をする。
お辞儀後に、しっかりと目を合わせ最後のアピールを忘れずに!

・入室と同様に完全に背を向けず静かにドアを開け、退出
ドアが閉まる直前でも会釈(フェードアウトするように)ができる余裕があると良いです!

【面接 終了後】
・速やかに移動しましょう。
面接を終えて、リラックスムードになるのはまだです!
トイレや、エレベーターなど気が緩みやすい場所ですが、気を付けてください。
携帯電話・スマートフォンのチェックも離れたところで確認するように心掛けましょう。

以上の流れをスムーズに行えると、面接官に好印象を与えることができると思います。
何度も練習をして、自分のものにしてください。
話している内容は抜きにして、入室退出の流れなどは動画を撮って自分でチェック、友人や家族にチェックしてもらえるとより一層良くなると思います。

最後に・・・

面接は、自分を売る場所。面接官は、あなた自身を見ているのです。
自分がどのような人間で、どのようなことができて、どのようにその企業に貢献できるかを素直に話すことができれば大丈夫です!
面接マナーは、練習をすれば誰でもできます!
上記のマナーは、社会人になるにあたって最低限のラインであって、これができないと論外にされてしまう企業もあるので、しっかりと準備をして臨みましょう。

自他共に認める【デキる社会人】に必要スキル「チームワーク」


社会人基礎力

3週目の今回は、社会人基礎力の3つ目、最後の能力「チームワーク」を紹介します。
チームワーク(チームで働く力)は、6つの要素からなっています。
発信力、傾聴力、柔軟力、情況把握力、規律性、ストレスコントロール力、この6つの要素を養うことで社会人基礎力のチームワークのスキルアップが可能です。
ここからは、能力と各要素を説明していきます。

チームワーク(チームで働く力)

経済産業省でチームワークとは、「多様な人々とともに、目標に向けて協力する力」とされています。
チームワークは、仕事をするうえで欠かせないものです。
もちろん1人で完遂できる業務は1人でやるべきですが、1人でやることにより効率低下や費用対効果を見込めない場合は、周囲と協力して乗り切ることが最良だと思います。
現状は、誰かの下で働いている(働く予定)あなたも、いずれは誰かを導く立場になった時、チームワークは必須能力です。
今後、キャリアアップを考えマネジメントする側を目指す方は、以下の6つの要素を重点的に高めていきましょう。

発信力

発信力とは、伝える能力と言ってもいいでしょう。
自分の考えや意見を相手に分かりやすく端的にまとめ、伝えることです。
誰にどのように伝えるかがポイントになってきます。
同じ内容の話をする場合でも、対象が違えば話し方も、話す順序も、言葉選びさえ変化します。
例えば、同業者に話すのであれば、専門用語が飛び交う内容でも何ら問題ありませんが、無知な方に専門用語を交えた会話をした場合、相手はチンプンカンプンになってしまうはずです。
そのため、正確な内容が伝わらない、理解してもらえるまでに時間が掛かってしまうという現象が発生します。
上記のような対象の場合、専門用語を使うのではなく、かみ砕いた言い回しや、相手の目線に立った言葉選びを心掛けましょう。
また、話のゴールをどこにするのかも重要です。
何を伝えたいかを自分の中で明確にしておいてください。
ブレてしまうと、話が脱線してしまったり、話がぼやけて真意が伝わらなくなってしまいます。
そして、数多く発信をすることをしてみてください。
数多く発信することにより、何が良くて、何が悪かったかが、だんだんと見えてくるようになります。

傾聴力

傾聴力とは、字の通り「耳を傾けて相手の話を聴く」能力のことです。
英語では、アクティブリスニング【積極的傾聴】と訳され、「相手の意見を丁寧に聴く力」とされています。
簡単に言えば聞き上手になることですが、ただ相手の話を聞くのではなく、相手の話に対して適宜相づちや、話を広げる質問を投げ掛け、切り返すことが大切です。
ポイントとしては、まず相手の話に共感することから始めてみましょう。
オウム返しからスタートしてもよいです。
相手「今日、仕事が長引いてしまって大変だった。」
あなた「それは大変でしたね。

会話が苦手な方は、まず簡単なオウム返しから意識してチャレンジしてみましょう。
しかし、オウム返しだけでは会話はそこで終了してしまうので、そこから少しレベルを上げると・・・
あなた「それは大変でしたね。お疲れ様です。でも、なぜ仕事が長引いてしまったのですか?」など会話広げることができます。
会話を広げることにより、相手の話したいことが見えてきます。
相手「実は、後輩が体調不良になってしまって・・・後輩の分を自分がフォローしたから大変だった。」
あなた「自分の仕事と後輩の分まで?!それでこの時間に終えられたのですか?!すごいですね!」
こちらの方が、ただの労いの言葉だけよりも格段に相手の印象が良いと思いませんか?
そして、最初の一言だけでは知ることができなかった新たな情報を得ることができました。
このように、相手の話にしっかりと耳を傾けることで、信頼関係の構築や、営業力・交渉力の向上を見込めます。

柔軟性

柔軟性とは、視野を広く持ち、その場に応じて臨機応変に対応できる能力のことです。
もし自分に柔軟性が欠けていると感じる方は、以下のことに気を付けてみましょう。
柔軟に対応できる人は、常に余裕を持って行動している方が多いです。
心に(時間に)余裕があることで、トラブルがあった場合でも一呼吸おいて考えることができます。
また、型にはまりすぎないこともポイントです。
ひとつのことに固執していると、周りが見えなくなりがちで、対応困難になってきます。
変化を嫌わずに、周りの意見も積極的に取り入れるようにすると良いでしょう。
そして、失敗を恐れずに何事にも前向きに取り組むように心掛け、チャレンジしてみてください。

情況把握力

状況把握力は、「自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力」と定義されています。
空気を読むことと勘違いしてしまう方もいますが、情況を把握・理解したうえで行動に移すことを言います。
まずは、全体を俯瞰してみましょう。
そして、今どういった情況で、そのなかでの自分の立ち位置、自分のできること、周りは何をしているか・・・など、自分以外にも関心を向けることが大切になってきます。
自分の強み、周りの強みを把握・理解し、それぞれが100%の力を出し切ることができれば、危機的状況に陥った場合でも打破できるかもしれません。

規律性

規律性とは、簡単に言うと会社のルール、部署でのルール、納品日などの期日を守るなどのことです。
規律性は、小さい頃から身に付いている能力と言えるでしょう。
人として、社会人として、ルールや規則を守らなければ、いくら仕事がデキたとしても、周囲から信用を得ることはできません。
もし、現行の規則やルールに対して疑問を感じたのであれば、なぜその決まりごとがあるのかを考えてみましょう。
決まりごとがあることの意味や必要性、大切さを理解するといいかもしれません。

ストレスコントロール力

ストレスコントロール力とは、「ストレスの発生源に対して対応する力」とされています。
日々生活をするなかで、ストレスを全く感じない人はおそらくいないと思います。
仕事や人間関係、プライベートでの悩み・・・ストレスの根源はさまざまです。
それぞれ何かしらのストレスを抱えており、それを根絶することは正直難しいことなので、そのストレスとどう向き合い、付き合っていくのかが重要となっていきます。
まずは、自分のストレスになっていることは何かを認識すること、自力で解決・軽減できるものと、1人では困難なものと分けて考えてみるとよいでしょう。
自力で解決できないものに関しては、周囲へ助言やアドバイスを求めたり、他から意見をもらうことでストレス解消になります。
また、どうやっても解決できない問題を抱えている方も少なからずいると思います。
その場合は、いっそのこと潔く無理だと諦めましょう!無理だと認めることもストレス解消のひとつです。
悩んでいる時間がずっとストレスになってしまうので、スパッと前向きにいきましょう!
それだけでも、肩の荷が下りる場合もあります。
ストレスを溜め込む前に気分転換をして発散すると、気持ちが軽くなるはずです。
気分が下がっていると、仕事の士気も下がり、集中力を欠いてミスを起こすなど悪循環になります。
気持ちの切り替えをうまくすること、それが大切です。

まとめ

これまで3週に分けて紹介してきた「社会人基礎力」についてですが、今回で完結となります。
 既に知っていた能力・要素もあると思いますが、初めて聞いたものもあったかと思います。
 社会人基礎力は、キャリアアップには欠かせない能力です。
 日々意識することで、高められるものばかりなので志高くスキルアップしていきましょう!

自他共に認める【デキる社会人】に必要スキル「考え抜く力」


社会人基礎力

2週目の今回は、社会人基礎力の2つ目の能力の「考え抜く力」を紹介します。
考え抜く力(シンキング)は、3つの要素からなっています。
課題発見力、計画力、創造力、この3つの要素を養うことで社会人基礎力の考え抜く力のスキルアップが可能です。
ここからは、能力と各要素を説明していきます。

考え抜く力(シンキング)

考え抜く力とは、「疑問を持ち、考え抜く力」とされています。
課題に対して、自分なりに考えを出すこと、トラブルが発生した場合など対策案などを練ることも考え抜く力です。
しかし、日本人はこの「考える」という行為が苦手と言われています。
日本教育は、物事には必ず正解がある(答えは一つ)という「正解主義」で捉えることが多いようで、諸外国と比較すると、日本人は柔軟性やこの考えるという力が甘いようです。
「答えは無限に存在する、方法は何通りでもある」
こういった考え、考え抜く力を開花させ、実行に移すことができれば、他よりも先を行くことができると言えるでしょう。
では、考え抜く力を構成する大切な3つの要素を一つずつ見ていきます。

課題発見力

現状を分析し、目的や課題を明らかにする力のことを「課題発見力」とされています。
この要素を高めるには・・・
 ・普段から目標や課題(集客アップや経費削減など)を見つけることが大切です
 ・問題や疑問が発生したら、即時原因を究明&解決するよう努める
 ・業務完了後、今回の振り返りを行い、なぜ成功・失敗したのか自分なりにフィードバックをする

 以上のことを普段から留意し、常に考える癖付けをすると良いでしょう。

計画力

課題の解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力のことを「計画力」とされています。
 この要素を高めるには・・・
 ・目標や課題を達成するための過程をしっかりと作成する
 ・優先順位を明確にしておく
 ・無理をせず、確実にこなすことができる予定を立てる太文字

しっかりと計画を練ることで、成功への近道にもなりますし、万が一失敗やトラブルが起きた場合でもどこを改善すればよかったのかが一目瞭然となります。

創造力

新しい価値を生み出すことを「創造力」とされています。
仕事をするうえで、アイディアやイメージは大切です。
この要素を高めるには・・・
 ・ラテラルシンキングで物事を捉える
→さまざまな角度から物事を見ることで、新しい考えを生むことができます
 ・普段からアンテナを張り巡らせる
→些細なことに目を配る、苦手分野を特に意識をすると良いでしょう
 ・気になったものは、書きとめるようにする
→記録するクセをつけることでアイディア手帳となり、アイディアも生まれやすくなります
この要素に関しては、得手不得手があるかとは思いますが、常に考えることでだんだんといろんな角度から物事を捉えられるようになるでしょう。

まとめ

この「考え抜く力」の能力を伸ばすには、自己研鑽が欠かせません。
考えることを止めた時点で、キャリアアップへの道は遠くなってしまうかもしれません。
自分自身の将来の計画を立て、課題を発見し、創造し、着実に目標(理想)に邁進していきましょう。
そうすることで、自分が思っていた以上の結果が得られ、自信もつき、常にポジティブな気持ちで仕事に打ち込めることと思います。

自他共に認める【デキる社会人】に必要スキル「前に踏み出す力」


前回の振り返り・・・

今回は、前回紹介した「社会人基礎力」を能力ごとに分けて説明していきます。
経済産業省で「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として提唱されている社会人基礎力ですが、内容を知っているだけでも、今後の自分の言動や周囲との関わり方に違いが出るはずと前回お話しさせていただきました。
前に踏み出す力、考え抜く力、チームワークこの3つの能力の、「前に踏み出す力」について今回は進めていきます。

前に踏み出す力(アクション)

前に踏み出す力とは、「一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力」とされています。
前回も触れましたが、企業が最近の学生に対して不足していると考える能力は・・・
主体性やコミュニケーション能力、粘り強さなどの人間性(内面的)と判断する企業が大半だという結果が出ているとお伝えしました。
学力(頭の賢さ)ではなく、人間的な部分を企業は見ています。
座学だけでは、学べない部分を今回はお話ししていきます。
前に踏み出す力(アクション)の能力は3つの要素に分かれています。
主体性、働きかけ力、実行力の3つです。
ここからは、この3つの要素を説明、そしてスキルアップ方法を説明しましょう。

主体性を磨く

主体性とは、自ら課題を見つけ、何か問題が発生した場合、原因究明、解決策を考察することです。
この主体性がしっかりと身についている人は、今後自ら伸びていくことが可能です。
逆に、主体性がない人は、この先ずっと指示待ち人間です。
最近では、任せた仕事はしっかりやるけれど、それ以上を求める社員が少ないと嘆く企業も多いという話もよく耳にします。
そんな評価を受けないためにも、主体性を磨いていきましょう。
まずは、自分で行動計画を立ててみましょう。それに則って行動し、遂行します。
途中問題が発生した場合、すぐに上司に判断を仰ぐのではなく原因や解決策を先に自分なりに考え、準備したうえで、上司に指示を仰ぎましょう。
そして、失敗を恐れず、取り組むことです。上司は、あなたのチャレンジに期待をしています。

働きかけ力を向上させる

働きかけ力とは、1人で達成するには困難な目標も、周囲の人たちに働きかけ、協力をしてもらい、目標実現ために邁進する能力です。 
もちろん1人でできる仕事に関しては、責任をもって1人で取り掛かるべきですが、どうしても1人では成し遂げることのできない仕事はあります。
その際に、どのように対処するか、その状況を打破していくのかが重要です。
1人ではどう考えてもこなせない仕事量を抱えて、〆切日を伸ばしてもらうよう交渉するのか、はたまた周囲に助けを求めてみんなで協力して、効率よく仕事を終えることができるか・・・
働きかけ力とは、後者です。
ただ、周りの人に助けや協力を依頼する場合、注意しなければいけない点がいくつかあります。
・相手の立場や状況を確認したうえで、話(相談)をする
・ただただお願いするのではなく、自分が置かれている状況をしっかりと説明して、協力を仰ぐ
・協力をしてもらった方には、しっかりと感謝の気持ちを伝える
以上のことは、最低限守りましょう。
また、前もってよりよい人間関係を幅広く構築しておくことも働きかけ力の1つです。

実行力を鍛える

実行力とは、目的・目標に合わせて、スケジュールを立て、計画通りに実際に行動に移すことです。
無理なく、目的・目標を達成できるよう、手順や方法をしっかりと考え、計画し行動することを肝としています。
そして、行動に移す際は、優先順位を考え行動し、目標達成に向けて粘り強く取り組んでください。
そうすれば、自ずと実行力を養うことができます。

まとめ

前に踏み出す力(アクション)について説明してきましたが、3つの要素に関して共通点があります。
それは、普段の生活から意識して行えば、自然と身につく能力だということです。
1日の過ごし方の行動計画を作成して、それに則り生活してみる・・・なんてこともできますよね。
普段の生活こそイレギュラーなことばかりが起きるので、それをどう乗り切って対応していくのか、どのタイミングで予定通りに立て直すかなど考えることは山ほどあります。
入社前から癖づけしておくとこが、デキる社会人への近道かもしれません。

自他共に認める【デキる社会人】に必要スキルとは?


あなたに備わっていますか?

社会人には仕事をしていくために必要な能力があると言われています。
この能力のことを「社会人基礎力」と言い、経済産業省でも「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として2006年より提唱しています。
自分に社会人基礎力があるかどうかチェックしてみてください。

社会人基礎力とは?

先にお伝えしたように、経済産業省で提唱されている「社会人として必要な基礎的な力」です。
必要というと大袈裟かもしれませんが、あるとないとでは将来的に社会人としての差が出てくると思います。
ただただ任された仕事を毎日こなしていく日々と、社会人基礎力を持っている、そしてそれを意識して過ごしていく日々、あなたはどちらの将来選びますか?
知っているだけでも、今後の自分の言動や周囲との関わり方に違いが出るはずです。
ここからは必要な3つの能力、12の要素について説明します。

社会人に必要な3つの能力、12の要素

1、 前に踏み出す力(アクション)
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力
・主体性
・働きかけ力
・実行力

2、 考え抜く力(シンキング)
疑問を持ち、考え抜く力
・課題発見力
・計画力
・創造力

3、 チームワーク(チームで働く力)
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力
・発信力
・傾聴力
・柔軟力
・情況把握力
・規律性
・ストレスコントロール力

経済産業省が平成22年に大手・中小企業約1,200社に対して行った調査で、下記のような結果が出ました。

※自社で活躍している若手人材(ハイパフォーマー)が共通して持っている能力・要素

周囲から期待され、評価されている人材は、語学力やPCスキルなどの能力が優れているのではなく、コミュニケーション能力が高い、人柄が良い、主体性があると評価されている人材でした。
しかし、このような結果も出ています。

※自分に不足していると思う能力要素【日本人学生 青】
学生に不足していると思う能力要素【企業 ピンク】

大学生は、自分に足りないものを語学力や専門知識、簿記などのスキルだと思っている方が大半で、人間性の(内面的)の部分は、既に備わっていると思っている学生が多いようです。
しかし、企業側からすると学生に足りていないものは、主体性やコミュニケーション能力、粘り強さなどの人間性(内面的)の部分となっています。
自分では、備わっていると思っていても、周囲の(会社からの)評価は違うようです。
このように大学生と企業でギャップが生じており、企業側が学生に足りないと感じている能力・要素は今回お話ししている「社会人基礎力」です。
そして、企業が活躍している若手人材(ハイパフォーマー)だと評価する人材は、社会人基礎力が備わっています。
社会人基礎力を養い、自他ともに認めるデキる社会人を目指しましょう!

出典:経済産業省HP
「社会人基礎力」、「大学生の社会人観の把握と社会人基礎力の認知度向上実証に関する調査

http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/

最後に・・・

自分には社会人基礎力が既に備わっていると思う方も、これから養っていこうと思った方も、日々の生活の中でも強化・育成できるスキルなので、意識してみてください。
次回より、この社会人基礎力を能力ごとに3週に分けて、詳しく説明・育成方法などお伝えしたいと思います。
スキルアップ&スキル強化をして、自他ともにデキる社会人になりましょう!

自分の心に火をつける!モチベーションが上がる目標設定


自分をダメにする目標設定をしていませんか?

就活、キャリアアップに必要なのは何かしらのスキルではありますが・・・
それ以前に自分のやる気がないとそのスキルも発揮できません。
また、モチベーションが落ちている状態では、効率もパフォーマンスも悪くなります。
今回は、目標設定の仕方や、番外編として心に火をつける名言集を紹介します。
行き詰まった時に読んでみてください。

モチベーションが上がる目標設定の仕方

やる気が出てきて達成しやすい目標とは、毎日それに向けて行動したくなり、必然的に成長してしまうものです。
人には、「作業興奮」というものがあって、一旦物事をやり始めると、どんどんやる気が出てきます。
何気なく始めた片付けがいつの間にか本気になっていて、部屋中の大掃除に発展・・・
そんな経験ありませんか?
やり始めのモチベーションは低かったとしても、作業が進むうちに作業興奮の作用によって、だんだんとモチベーションが上がってきます。
もし、モチベーションが低くなっていると気が付いた際は、気分転換やハードルを少し下げてでもとりあえず何かしらに取り掛かることが大切です。
モチベーションは、「上げるものではなく、上がるもの」です!
日進月歩できる目標を立てましょう!

心が沈んだ時のモチベーションの上げ方

まずは、なぜモチベーションが下がっている、下がってしまったのかを考えましょう。
・やりたくないことをやっている
・目標設定ができていない、明確でない
・目標が高すぎる
・環境が悪い(モチベーションが低い集団の中にいる)
以上のような事象が想定されます。
原因が分かったので、次はその原因に対処していきましょう。

◎「やりたくないことをやっている」原因の場合
取り掛かっている仕事すべてが、あなたのやりたいこととは言えません。
多くの場合、仕事の中にやりたいこと、やりたくないことが混在しているものです。
やりたいことをやるためには、やりたくないことも取り組まなくてはいけません。
ただし、いきなりその仕事に何時間も取り掛かることは気持ち的に萎えてしまいますよね。
ですから、まずは10分間だけ頑張ってやってみましょう!
10分間が無理なら5分間でもいいです。
まずは出だしのアクションすることが大切です。
人は、何かしようとする時が1番エネルギーを消費すると言われています。
動き出しさえしっかりできれば、そのあともしっかり活動できることが多いです。

◎目標設定ができていない、明確でない、高すぎる場合
先に説明したように分かりやすい(明確な)目標、比較的簡単な目標をまずは設定してみましょう。
達成感・成功を味わうことで、モチベーションが自ずと上がっていきます。

「営業で〇件成約を獲得してくる」→「〇件、営業先に回って挨拶してくる」

「今日中に入力を終える」→「〇件入力し終えて、終業後飲みに行く!」

上のような、明確で簡単な目標から立ててみてください。

目標達成できる目標を設定することが、モチベーション上げの最短ルートです!

心に火をつける名言集
世界の偉人たちは、さまざまな名言を残しています。
少しですが紹介しますので、気分転換してみてください。

「速度を上げるばかりが人生ではない」byガンジー
「急がずに、休まずに」byゲーテ
「夢見ることができれば、それは実現できる」byウォルト・ディズニー
「人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである」byバーナード・ショー
「いつでも肝に銘じなさい。成功への決意が何よりも重要だということを」byエイブラハム・リンカーン

最後に

何もしたくない考えたくない日は、誰にだってあります。
しかし、社会人なので仕事の無断欠勤や放棄することは難しいです。
そんな日は無理に何かするのではなく、簡単な目標設定をしてこなしていきましょう。
自分だけで解決できない場合は、他人の力を借りることもアリです。
お酒を飲みに行ったり、カラオケで大声出したり、ゲーム三昧でもいいです!
気分転換をして、少しだけ動き出すきっかけを作ればいいのです。
少しずつ、着実に進むことがモチベーション上げの第一歩です。

自己分析、自分に合った企業の見つけ方


自分のこと、あなたは理解していますか?

自己分析は、自分が希望する企業に入社するため、面接をうまく乗り切るツールだと思っている方はいませんか?
それは半分正解で、半分不正解とも言えるでしょう。
自己分析を行うきっかけは、企業から合格通知をもらうことかもしれません。
しかし、それだけのためではありません。
今までの自分を見つめ直し、今後どうしたいか、どうなりたいかを真剣に考える機会だと思います。
自己分析がしっかりできていないと、入社した企業の企業理念と自分の軸が(考え方)とがミスマッチで早期離職を免れない状況になってしまうことも想定できます。
そんなことにならないためにも、自己分析の仕方や、企業分析の方法を紹介します。
就活の際、または自分の行き先を悩んだ時にぜひお試しください。

なぜ自己分析は就活に必要?

「あなたの長所は?また、苦手なことは何かありますか?」
「自己PRしてください。」
質問の仕方はさまざまですが、一度は聞かれるであろう自己PR。
あなたは上手く答えること(自分を売る)ことができますか?
例えば・・・
あなたが面接官側の場合、
同じような学歴・経歴のふたり、筆記試験などで同得点。
しかし、合格者 残り一枠。
どこで合否のジャッジをすると聞かれたら、あとは人間性(面接)ですよね。
初対面の面接官に短時間で自分をどれだけアピールできるかが鍵となってきます。
人前で話すことが苦手な方は、不安になってしまうかもしれませんが、
前準備と面接練習をしっかりとしておけば大丈夫です。
面接官も鬼ではありません。
試験を受ける学生たちが緊張していることは、承知の上で面接を行なっています。
しかし、面接までにどれだけ時間を費やしてきたかを観察・洞察している方はいるかもしれません。
しっかりとした準備をして臨みましょう。

自己分析の仕方

就活の結果を大きく左右する面接での自己PR。
さまざまな方法があるので、紹介します。

1、 自分史・モチベーショングラフの作成
自分史:過去から現在までの出来事やターニングポイントを、時系列で書き出した自分の年表。
モチベーショングラフ:自分史に+αで、その時の感情(高い・低い)を書き込む。
効果:自分自身を俯瞰して見ることで、自分の考え方の共通点などが見つけられます。

2、 Will、Can、Must、(Need)のフレームワーク
以下のことを書き出してみてください。
Will:やりたいこと、意志、希望、理想像
Can:できること、得意なこと、スキル
Must:やるべきこと、
Need:求められること(企業から、将来的考えた時の客からのニーズ)
効果:自分の強み、将来像、企業に求めることがみえてくかもしれません

3、 他己分析
周りから自分を分析してもらうことで、10人位から評価してもらうとよいです。
効果:自己分析とのすり合わせや、知らない自分に気付き、自信をつけることが出来ます。

その他、ジョハリの窓やエニアグラム診断などがあります。
自分に合った自己分析を試してみてください。

志望企業のSWOT分析

上で紹介した自己分析を行い、しっかりと自分の未来が想像できたとしても、これから入社したいと思っている企業の分析ができていないと元も子もありません。
入社したけれど、実際は思っていたものとは違った、自分の考えと企業理念がミスマッチしている・・・
毎日葛藤しながら働くことはしたくないですよね。
自分が思い描く将来像を実際に叶えることができる企業を探したい、入社したいと誰しも思っているはずです。
そんな時は、SWOT分析を使って企業分析してみましょう。
SWOT分析
・Strength(強み)
・Weakness(弱み)
・Opportunity(機会)
・Threat(脅威)
この4つの頭文字をとって、SWOT分析と言います。
企業の経営戦略や、現状把握をする際に使用するビジネスフレームワークです。
下の図をご覧ください。

参照:NAVERまとめ 【ビジネス】マーケティングの基本ノートより
    https://matome.naver.jp/odai/2139939642153798901

このように、入社したいと検討している企業が内部環境と外部環境がどうなっているのかをしっかりと見極める必要があります。
外部環境(日本の経済状況、市場のニーズや、競合企業など)を挙げ、その後、内部環境(他社との比較、誇れる技術、新規事業に積極的かなど)を挙げていきます。
その結果から、見えてくるものがあると思います。
それでももし、ぼやっとしているようでしたらクロス分析も行うことをおすすめします。

参照:マーケティング&トレンド研究所http://marketing-trend.net/tows/

クロス分析をすることで、あなたなりの解釈にはなるかもしれませんが、企業の形がはっきりしてきます。
それがあなたのやりたいこと、仕事に対する姿勢とマッチングしているかを検討しましょう。
また、面接で自分の考えなど発言する際は、活用できるかもしれません。

まとめ

気になる自己分析方法はありましたでしょうか?
面接を乗り切るために自己分析を行うのではなく、遠い未来まで見据えて行うとよいでしょう。
キャリアアップを望むのであればなおさらです。
何年後、何十年後には自分が思い描く人生を実現できることを想像しながら丁寧に自己分析・企業分析をすると、就活が楽しいものになるかもしれません。
皆様が素敵な企業と出会えますように・・・

新聞はキャリアアップに必要不可欠?!


最近、「新聞離れ、無料電子版」などが増加し、昔よく電車の中で見かけた新聞を大きく広げる働くお父さんもだいぶ減ったように感じます。
通勤時のニュースチェックは、「スマートフォンやタブレットで」が主流になってきているのかもしれません。
しかし、新聞にはビジネスマンにとって必要不可欠な沢山の情報が載っています。
読んだ方がいいと分かっていても、あの膨大な情報をどう読み進めていいのか分からない等を理由になかなか手を付けられていない方も多いのではないでしょうか。
今回は、読み方のポイントや新聞各社の特色など、基礎知識を中心に紹介します。

なぜ新聞を読むといいと言われているのか

新聞は、上司や商談相手とのコミュニケーションツールになります。
その話題に対してどういった意見や考え方を持っているのか、その情報から何を読み取っているのか等観察し、評価している人もいると聞きます。
共通の話題を持つことで、アイスブレイクのバリエーションも増え、ちょっとした雑談から緊張感をなくしてスムーズに商談へと移行できれば、仕事が進めやすくなるのではないでしょうか。
読み慣れるまでは、一面に出ている記事を読むことしかできないかもしれませんが、少しずつ読む記事も変化し、読解力も上がっていき、コミュニケーション能力がアップ・キャリアアップになることでしょう。

ネットニュースは、偏りが生まれる?

誰でも手軽に読める無料のネットニュース。
常に最新情報がアップされ、コミュニケーションツールとして活用すること自体はよいと思います。
しかし、自分でクリックして記事を読むので、知らず知らずの内に自分が気になるニュースや、関心のあるジャンルだけを選択してしまい、必然的に情報に偏りが生じます。
その点、新聞は政治、経済、スポーツ、社会面などさまざまな情報が載っており、それが自然と目に入ってくるので、自分の守備範囲外のことも簡単に吸収できます。
新聞は、記者やジャーナリストが本当に伝えたいこと、誠意を込めて書いた記事が載っています。
何ヶ月も準備と取材をして書いた記事、読者に分かりやすいか、内容が充実しているか、記事がおかしくないか、事実かどうか等を精査されたものが新聞となっているので当然質が高いです。

新聞各社の特色

まずこのグラフをご覧ください。

参照元:http://www.garbagenews.net/archives/2238684.html

図を見て分かるように、新聞を購読している人は70%を超えています。
しかしそのうち、2紙以上新聞を取っている人は5%に満たないです。
この結果から、何かしらを理由にして新聞1紙しか読んでいない方が多いと分かります。
1紙しか読まない理由として、各家庭の経済的な面はあるかもしれませんが、やはり新聞各社の特徴が好みに合っているかではないでしょうか?

簡単に各紙の特徴を紹介します。

日経新聞…ビジネスマン、就活生は読むべき!政治思想色は薄く中立性の高い記事が特徴。

読売新聞…発行部数1位、分かりやすさ重視。事件の報道が多い。大衆紙と言われている。

朝日新聞…発行部数2位、クォリティの高さを評価されている。政治分野多め。

産経新聞…ナンバーワンよりオンリーワン。群れない、逃げない、モノを言う新聞という独自路線。

毎日新聞…中道的な論調が特徴。若年層よりも団塊以上の世代の視点寄り。

同じニュースでも、新聞によって扱い方や視点が変化します。
各紙どのような記事で、自分の好みな新聞を探すために、一度無料購読や電子版を試すのもアリかもしれません。

新聞の効率のよい読み方、ポイント

膨大な情報量の新聞を読み進めるには、いくつかポイントがあります。
ポイントさえおさえることが出来れば、敬遠していた新聞を読むことができます。

1、1面をさらう
新聞の1面には、世間の関心が高いニュースが載っています。
つまり、世の中の動きが最もわかるのが1面なのです。
1面だけは毎日読むようにしましょう。

2、「見出しだけで済ませる記事」、「リード文まで読む記事」、「最後の本文まで読む記事」
この3段階に分けて読むと全体を読むことが出来ます。
本文まで読む記事には、赤ペンなどで二重丸、リード文までなら一重丸など付けてくと時間がない朝、あとで効率的にじっくり読み直すこともできます。

3、総合、企業の見出し
自分の仕事に最低限必要なトピックを選んで毎日読むようにすると、仕事に役立つでしょう。

4、株価
日経平均株価と円・ドルだけでも毎日チェックすれば、経済の大きな流れが見えてきます。

その他
就活などで活用するため内容を掘り下げる場合には、以下のことをすると効果的です。
・スクラップをしてまとめる作る
・コラム、社説を書き写す
・気になった記事を読了後、自分の意見や考え方、共感するのか等を簡単にまとめるようにする

まとめ

新聞は、社会人にとって、とても重要なビジネスツールです。
就活の段階から読み慣れておくことで、社会に出た時に大いに役立ちます。
自分の意見や考えを普段からまとめておくことで、咄嗟に質問された場合などにも柔軟に対応できることでしょう。
また、自分自身の意見を持つこと、軸をブレずに持っていると、そういった点を評価してくれる上司や、企業にも出会えるはずです。
最終的には、キャリアアップにも繋がると思うのでこの機会に新聞に挑戦してみてください。

質問力を鍛える


あなたの質問力、大丈夫?

あなたはコミュニケーション能力に自信がありますか?
このコラムでは、キャリアアップに必要なスキル、知識や情報をさまざまな角度からお伝えします。
今回は、コミュニケーションに必要不可欠な「質問力」にクローズアップをして、
質問力を鍛えることの重要性やメリットについて紹介です。
どうのようにしたら質問力を鍛えることができるのか・・・
そのためにやるべき5つの具体的方法をレクチャーします!
このコラムを読むことで、読者の皆様のモチベーションがアップし、キャリアデザインへの考え方や方向性を見出してもらえると幸いです。

質問力とは?

質問力とは、「分からないことや疑問に思ったことを聞く力のことです。
ただ単に気になったことを聞くことももちろん質問ですが、それではビジネスの場では活かすことが出来ません。
会議や商談、普段の業務での上司や同僚との会話でも、質問力は必須です。
今後キャリアデザインをしていく上で、必要不可欠なスキルと言ってもよいでしょう。
「自分の聞きたいことを聞く、相手が聞いて欲しいと思っていることを聞く」
このことができるようになると、コミュニケーション能力が格段にアップし、
仕事の質も周りからの評価も上がると思います。

質の良い質問?悪い質問?

質問には、「質の良いもの」と、「質の悪いもの」があります。
自分自身では、うまい(質の良い)質問をしたと思っていても客観的に判断すると、
もしかしたら違う場合もあるかもしれません。
普段の自分を振り返りつつ、読んでみてください。

質の良い質問は、具体的な質問本質的な質問、このふたつをしています。
具体的な質問は、明確な数字を入れること、期間などを絞って質問することで相手が格段に答えやすくなります。


1番人気な○○、20代の頃の○○、3つの中から選んで欲しい・・・など

また、本質的な質問とは、相手の立場に立って質問することをいいます。


それをする目的はなんですか?
どうしてそう思うのですか?

このような質問をすることにより、相手に興味があることが伝わります。
一方、悪い質問とは、「最近はどうですか?」のような抽象的な質問です。
一見、相手とコミュニケーションをとろうとしているような質問ですが、
相手からすると答えにくい質問でもあります。
表面上のやりとりだけで、自分が得たい情報までに遠回りしてしまう場合もあります。

質問の種類

1、質問
「今できることは何?
(効果:きっかけを与える)
相手の反応→気付きを含んだ答え

2、挨拶質問
「最近の調子はどう?
(効果:コミュニケーション)
相手の反応→質問に対する返事

3、疑問
「この方法で大丈夫?
(効果:知りたいことを聞く)
相手の反応→回答を述べる

4、クイズ
「これは何ですか?」(効果:知識を試す)
相手の反応→正解・誤答

5、命令質問
「〆切りまでにできますか?」(効果:強制)
相手の反応→服従・反発

6、尋問・詰問
「どうしてミスをしたのか?」(効果:追及する)
相手の反応→言い訳

質問力を鍛えることの重要性&メリット

・問題や疑問を解決、解消できる
・相手と考え方や方法などをすり合わせることができ、相互理解ができる
・コミュニケーション能力がアップする

質問力を鍛える5つの方法

1、 質問することを恥ずかしがらず、すぐ聞くことが大切
理解していないのに分かったふりをしていることは、恥ずかしいことです。
分からないことをそのままにすると、今後の業務に支障が出てくる場合もあります。
もし、質問することを恥ずかしいと感じている方は今すぐに考えを改めましょう。

2、 質問する癖をつける
質問を作れない人は、他の人の話に興味がなく、聞いていない場合が多いです。
家族や友人達との会話で、質問する癖をつけるように意識するといいかもしれません。
疑問点を見つけて、会話を掘り下げ質問する練習しましょう。

3、 相手が答えやすい質問作りを心がける
質問する際は、大雑把な質問ではなく相手が答えやすいような質問をします。
「これについてどう思いますか?」ではなく、
「私はこう考えるのですが、あなたはどう思いますか?」など、
配慮すると相手も答えやすくなります。

4、 疑問点を書き出してみる
普段生活しているうえで、疑問に思うことがあると思います。
それを書き出してみましょう。
テレビやラジオは、質問力を鍛えるためにぴったりの道具です。
活用しましょう!

5、 周りにアドバイスを求めてみる
アドバイスを聞く癖をつけることで問題解決のスピードが早くなり、仕事の効率化につながります。
また、他の人のアドバイスを受け入れることで、新しいアイディアも生まれやすくなります。

まとめ

質問力を鍛え、高めることができれば、コミュニケーション能力も自然と身に付き、
仕事の質を向上させることに繋がります。
商談などのシチュエーションで普段聞けないような話を、相手から聞き出すことができるように
なれるかもしれません。
そのようなスキルがあれば、どんな環境下にいてもあなたは重宝される存在になるでしょう。
自分が聞きたいこと、相手が聞いて欲しいことに気が付ける質問力、この機会に磨いてみてください。

会社が求めるグローバル人材


企業が求める人物像

就活をするうえで、チェック項目のひとつ「企業が求める人物像」。
そのなかでよく耳にする人物像は、自分で考え行動できる、積極性、柔軟性、外向性があるだと思います。
しかし、この部分だけを面接などで競って、他と差をつけることは正直難しいです。企業としても、甲乙付け難く僅差で不合格・・・そのような結果になってしまうことがないように、今回は「グローバル人材」に着目します。
就活のアピールポイントとしてもちろん使えますが、今後のキャリアアップに欠かせないスキルだと思うので、この機会に自分のスキルアップと思って読んでみてください。

グローバル人材とは?

日本で世界と競えるグローバル化が進んでいる分野といえば、
最先端技術の自動車業界やノーベル賞を受賞している研究分野、最近ではスポーツ業界もグローバル化してきています。
しかし、教育面だけでみると欧米諸国や新興国からかなり遅れをとっているのが現状です。
グローバル化への対応が遅れている背景として、国際社会でビジネスや研究開発が可能な人材不足、グローバルな視野を持って技術経営ができる人材不足が挙げられます。
今後、グローバル対応を進めていくためには、公用語となる英会話はもちろんのこと、幅広い人脈を形成し、リーダーシップをとるために必要となる交渉力やコミュニケーション能力を兼ね備えた人材が必要です。

  1. 語学力・コミュニケーション能力
  2. 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
  3. 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー

このほか、幅広い教養と深い専門性、課題発見・解決能力、チームワークと(異質な者の集団をまとめる)リーダーシップ、公共性・倫理観、メディア・リテラシー等。

出典:2011年経済産業省「グローバル人材育成推進会議 中間まとめ」より

なぜ企業はグローバル人材を望むのか?

先で説明したように、日本の教育面のグローバル化は遅れをとっています。
経済環境のグローバル化は進んでおり、そのような環境変化に適応するため日本企業はさまざまな取り組みを試みていますが、いま一つ時流に乗り切れていないように見受けられます。
いい大学を卒業していても英会話スキルが全くない、周りを窺うばかりでリーダーシップがとれないなど国民性の部分もあるかもしれませんが、世界を相手にする企業では話になりません。
今後、グローバル化社会を生き残っていくために、企業として即戦力が必須となっています。若い力で業界トップに!と考えている企業も多いのではないでしょうか。

グローバル人材に必要な3つの力

価値創造力

グローバル人材に必要な基礎力として、「価値想像力」があります。
客観的、俯瞰的に現状を把握し、その上で新しい方法を生み出すこと、相手のニーズに応えることをしなければなりません。
瞬発的な発想力、アイディアはもちろん必要ですが、情報収集や分析怠っていると、無謀な計画、残念な結果で終わってしまう可能性が高くなります。
客観的に集めた情報や、幅広い人脈を持ち、協力者を得ることでそれをベースに「新しい価値を生み出す」ことが可能になります。

異文化対応力

もし、入社した企業に海赴赴任がある場合、あなたは駐在員として勤務します。
現地スタッフを指導・統率する立場となり、現地スタッフとの異文化コミュニケーションは必要不可欠です。国ごとで仕事への価値観や姿勢、考え方の違いが存在し、日本では当たり前だった常識が通用しない場合もあります。
海外で成果を上げ、結果を残すためには、異文化への理解を深め、その国の文化に適したコミュニケーションが求められます。「郷に入っては郷に従え」です。

語学力

言わずもがな重要なスキルと理解されていると思います。
では、どの程度のスキルがあればよいか説明します。
国際部門基準というスコアでいうと、700点~795点のスコアの人材が多いようです。TOEICは資格ではないので、合格不合格という形で判断されるわけではありません。
スコアが700点以上であっても実際コミュニケーションができなければ業務に支障をきたしますし、TOEICのスコアは企業側の要求するスキルの目安でしかありません。実際はスピーキング力が重要となります。
スコアのみを指標にするのではなく、ビジネスの成果につなげられるコミュニケーション、スピーキング力に重点をおき、学習・育成していくことが大切です。

まとめ

日本経済のグローバル化が進むなかで、先に挙げたようなスキルをどれだけ習得して、活かせるかが就活や今後のキャリアアップのキーポイントになると思います。
すぐ簡単に手に入れられるスキルではないですが、しっかりと土台を作ることで、あなた自身もあなたが勤めるであろう企業も躍進することでしょう。
スキルアップすることで自信がつき、今まで諦めていた企業にもチャレンジできるかもしれません。

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