第56回 志望動機4
志望動機を語るうえで忘れてはいけないことは「ビジネスの視点」を持っているかだ。企業はボランティア団体ではない限り、利益をあげないと会社として存続はできない。よく学生は「環境問題に取り組みたい」や「福祉の分野に力をいれたい」などのような話しをしたがるが、会社のお金は湯水のごとくあるわけではないため、儲けにならないようなビジネスとかけ離れた意見は聞きたくない。
企業のホームページでは企業の良いイメージを持ってもらうために高齢化社会を意識しているような画像や環境に対して配慮などのコメントが多数みられるが、そのようなことばかりやっている企業はそうは多くない。ホームページだけの情報を鵜呑みにするのは危険だ。また「好き・かっこいい・かわいい」などの消費者的な視点も採用担当者は望んではいない。ファンを求めているのではない。一緒に働きたい人を求めている。
学生に必要なのは、社会全体からの業界の位置づけや業界の環境などを自分なりに調べ、自分なりの考えを持つことだ。「社会全体の視点」が必要だ。それには色々な業界について把握していなければ語ることはできない。複数の業界を知るには新聞を使うのも手だ。1つの業界に固執することなく、アンテナは常にはっていたい。
Author Profile
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2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。
都内の某百貨店に勤務。
その後、都内の大学で就職活動を支援。
現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。
エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。
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著者プロフィール
就活コンサル:亜川ヒロ
2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。 都内の某百貨店に勤務。 その後、都内の大学で就職活動を支援。 現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。 エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。