第10回 GAP
前回の体育会系の話をして、思い出したことがある。人はGAPに弱い生き物であるということを。
例えば、明らかに体育会系の男子が、自己PRをするときに「自分は気合と根性だけは負けません」というよりも、「私の趣味は日記をつけること」ですという男子のほうに興味がわく。なぜなら、見た目とのGAPがあるからだ。
自己PRや志望動機を書いていると、自分の最も自信があることを書くが為に、個人の性格がまるで1つしかないような錯覚に陥る。人間は性格が一面性であるということは決してない。人間は、多面性の生き物だ。では多面性をどのように伝えたら良いのか?それは、書くことではなく話す際に表現すればよい。つまり使い分けだ。エントリーシートなどの書く行為の時は、強調するために一面性をピックアップする。それに対して面接においては1つのことというよりもGAPを見せたら最高だ。見た目とのGAPに弱いのは、面接官も同じだ。恋愛もいっしょのはず。見た通りの人よりも、接した人しかわからない特徴のほうが魅力的に映る。ショックをうけるかもしれないが友達や先輩などに自分の第一印象を聞いてみるのも一つの手である。もし自分が思っていなかった答えがかえってきたらそれがGAPになる。試してほしい。
結論として、人はGAPに弱い。言わなくてもわかることと、言わないとわからないことは整理しておく必要がある。
Author Profile
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2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。
都内の某百貨店に勤務。
その後、都内の大学で就職活動を支援。
現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。
エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。
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著者プロフィール
就活コンサル:亜川ヒロ
2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。 都内の某百貨店に勤務。 その後、都内の大学で就職活動を支援。 現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。 エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。