第3回 行きたい企業がある
前回のコラムの「やりたいことが見つからない」人とは反対に、やりたいこと・行きたい企業・行きたい業界を具体的に絞っている人もいると思う。
もちろんそのような人は、積極的に気になる企業・業界を調べる必要がある。どんどん、就職活動を進めて頂きたい。しかし、そのような人たちにも是非アドバイスをしたいことがある。
それは、「たとえ絶対に行きたい企業や業界があったとしても、それに固執してはいけない。」ということ。
なぜなら、一つの企業や業界しか見ていないと説得力に欠けてしまうからだ。
例えば、A社が第一志望だとしよう。A社にどうしても入りたいため、A社の取り組み・考え方A社に関することを調べた人がいる。一見A社についてはとても詳しい人物にも見えるが、どこまでいってもA社の社員ではないのでA社の社員には劣る。
それとは違いA社・B社・C社・D業界を見て比較し、最終的にA社を選んだ人がいるとする。どちらが、話に説得力があるだろうか?それは、当然後者だ。
内定を勝ち取るには、相手を説得させなければいけない。相手を説得させるには、1つのものを突き詰めるよりも、比較対象になるものを例にあげると説得力が増す。つまり、「やりたいことが見つからない人には行動せよ」と話をしたのと同様に、やりたいこと・行きたい企業・業界が絞れていても足を使って行動し、より多くの企業をみて比較対象としてほしい。
行きたい企業・業界があってもより多くの企業・業界を見てみよう。
Author Profile
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2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。
都内の某百貨店に勤務。
その後、都内の大学で就職活動を支援。
現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。
エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。
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著者プロフィール
就活コンサル:亜川ヒロ
2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。 都内の某百貨店に勤務。 その後、都内の大学で就職活動を支援。 現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。 エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。