第54回 志望動機2
志望動機について学生と話をしていると、なかなか志望動機が書けないという意見は多い。どうしても好き嫌いの話になってしまうようだ。例えば面接官に「志望動機をお願いします」と質問され、「昔から○○が好きでよく使っています」「○○がとても好きで身近な存在です」などの返答だ。感想であり消費者としての意見になってしまっている。
また、好き嫌いの話題から離れてもこちらもよくある答えが「説明会に参加した際に御社の人に魅かれました」と答えるパターンだ。こちらも会った人の感想になってしまっており抽象的だ。特に人に魅かれるというのはとてもあいまいな答えだ。そもそも会社説明会では、その企業の優秀な社員が登場するため魅力的に見えて当然だ。逆に魅力に感じなければ、選考を辞退もよいくらいだ。
面接官が知りたいのは、あくまでもその企業を選んだ理由になるため決して感想ではない。そのため上記の例で言えば、面接官が1番知りたいことは「あなたが説明会に参加した理由」である。なぜ説明会に参加したのかを話す必要がある。感想や消費者的発想、他人の魅力についてではなくあなた自身のものの考え方が知りたいのである。
Author Profile
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2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。
都内の某百貨店に勤務。
その後、都内の大学で就職活動を支援。
現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。
エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。
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著者プロフィール
就活コンサル:亜川ヒロ
2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。 都内の某百貨店に勤務。 その後、都内の大学で就職活動を支援。 現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。 エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。