第16回 人事が本当にほしい人材
ゴールデンウィークは、企業の採用活動が止まっているため、少しでも充電したいところだ。人事の担当者もゆっくり休みをとっていると思うが、採用側の本音についてふれてみたい。
採用担当者の学生に求める条件の一つに欠かせないものがある。それは、辞めない人間だ。せっかく採用したのにすぐに辞めてしまうような人材はいらない。裏を返すとすぐ辞めるような人を採用したということで人事の責任にもつながる。そのため面接をうける場合、もし仮に3年働いて3年後に転職や独立を考えていても、そのことは言わないほうが賢明だ。ましてや最初の3年は、社会人としてのルールを覚えたり、基本的な仕事内容を覚えたりで、会社としては未来に活躍してもらうための先行投資なのだ。そのため、せっかく会社のルールを覚えてもらって、これからバリバリ働いてもらう前に辞めてしまったら元も子もない。もちろん辞める可能性が高いことを知っていて、意図的に大量採用をして、鎌をかけている企業も存在する。しかしそのような企業は、超過酷な労働であったり、休みがなかったり、ノルマがきつかったりなどの何かしらの問題がある企業だ。そのような「人を使い捨てにするような企業」は、受けない方が賢明だ。
基本的には人事担当者が望むのは、辞めないという前提で継続的に努力ができる人間がほしいのだ。そのため、記念受験のような芯の通っていない学生はすぐに見破られる。大学のブランドに魅かれるわけではない。
Author Profile
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2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。
都内の某百貨店に勤務。
その後、都内の大学で就職活動を支援。
現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。
エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。
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著者プロフィール
就活コンサル:亜川ヒロ
2003年3月都内の私立大学経済学部卒業。 都内の某百貨店に勤務。 その後、都内の大学で就職活動を支援。 現在、就活塾の現役講師。執筆活動も行う。 エントリーシート対策、面接対策、ビジネスマナー専門。