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第64回 PDCA


PDCAという言葉を聞いたことがあるであろうか?

PはPLAN(計画)、DはDO(実行)、CはCHECK(評価)、AはACTまたはACTION(改善)である。これを1つのサイクルとして事を行う。

企業の中でよく使われる言葉であり、PDCAをうまく回せることができれば、仕事は円滑に進むが実際に回すのは難しい。人によっては、Dだけを行う人やPばかりを取り組んでいる人、DとAだけの人もいるなど様々だ。

また、せっかくPDCAを計画通りに回せている人でも、1つのサイクルに時間がかかり過ぎていてはあまり意味をなさない。PDCAをスピーディに回してこそ意味がある。ここまでできる人はやはり少数派であろう。『仕事ができる=短時間でPDCAを回す』である。

このPDCAの考えを就活の中でも是非取り入れてほしい。「就活の計画をたて、エントリーシートや面接などを実行し、自分の面接の評価をし、そして改善をする」のように。また、人に説明をするときにも有効だ。例えば自己PRを作成するときには、エピソードの組み立てにPDCAを使い、順を追って説明するのだ。そうすれば、なぜこのような行動をしたのかわかるため、性格が伝わりやすい。是非実行してほしい。

 

格言:PDCAを文章や話しの中に取り入れることにより、リアリティが増し相手に伝わりやすい

 

第63回 面接でよく聞かれる4


面接でよく聞かれる質問は、男性と女性でも違いはある。今回は「女性」に着目する。女性では特に以下の質問をされる。

 

①全国転勤はできますか?両親は何て言ってますか?

②結婚をしても仕事を続けますか?

この2つにおいて女性は、必ず頭の中で整理しておきたい。①の全国転勤においては自分の気持ちだけではなく、両親がどう考えているかも確認されるケースがある。それは仮に自分が全国転勤ができると考えていても、両親が反対しているのであれば、最終的には自分も反対意見になってしまうのではないかという不安があるからだ。転勤がある企業においては両親の意見を事前に聞いておくことをすすめる。企業は、転勤がネックで辞める人はほしくない。

②の結婚後の仕事については、女性においては永遠のテーマである。企業側からすれば男女問わずせっかく採用するのであれば、いずれ辞めてしまう可能性がある人物は採りたくない。辞めないで努力を継続できる人がほしいのである。だから、たとえ寿退社を考えていてもあまり正直に話すことは面接の場では薦めない。

 

格言:女性にとって「結婚」は仕事をする上でも気なる出来事である。自分の考えをまとめておこう。

第62回 面接でよく聞かれる3


面接の始まり方は「なごやかに世間話しからスタートする場合」や「事務的に自己PRをストレートに聞いてくる場合」など企業によって始まりかたは違う。しかしいかなる場合でも油断してはいけない。特に、なごやかに話しをすすめているときには注意が必要だ。

自分が気持ちよく話しをして言いたいことが言えたと感じていても、実際には自分のアピールが全くできずに面接が終わってしまっている人がいる。これでは面接は通過しない。何回も何十回も言うが、あくまでも面接はすべての時間が自分のアピールタイムだ。

例えば「今日は道に迷わないで来れましたか?」と質問されて「迷いませんでした。」ではあまりにももったいない。面接官にとっての投げかけはすべて「あなたがどんな人なのか知りたい」がための質問だ。そのため理想的な答えは「はい迷いませんでした。以前OB訪問の際に一度訪れておりますので」「はい迷いませんでした。どうしても御社に行きたいと思い1時間以上前から、近くの喫茶店で面接の準備をしていましたので。」のような答え方だ。ただ質問に答えるだけではなく、自分の前向きな意思をプラスするかで相手の印象がまるで変わってくるのだ。

 

格言:面接の際、なごやかに話しが進んでいてもすべてがアピールタイムであることを再認識しよう

第61回 面接でよく聞かれる2


面接でよく聞かれる質問として、「何か質問はございますか?」という問いがある。

基本的には面接の終了間際に最後の質問として聞いてくる。企業によっては、「以上で面接は終わりますが、最後に質問はありますか?」のようにこの後の時間はいかにも採用とは関係のないような口調で話すケースもある。もちろん、採用と一切関係のないことはなく、学生がどのような質問をするのかを見ている。それにもかかわらず、つい油断してしまう学生は意外に多い。

学生によっては面接官に対して「なぜ御社を志望したんですか?」や「仕事は楽しいですか?」「残業はありますか?」などの質問をする学生がいるが、そのような質問は避けよう。さらには芸能レポーターのように「御社を一言で言うと」などの最悪の質問をする学生もいる。また、給与や労働時間、福利厚生などの質問も避けよう。面接官からすればそんなことが気になっている学生は一緒に働きたくはないのだ。

もしこの質問が聞かれたら、この場合も相手企業ことではなく自分のアピールタイムに使おう。例えば「私は気になることがあると発言したくなるのですが、新入社員から意見を言える風通しの良さはありますか?」などのアピールだ。

何回も言うが面接はすべての時間がアピールタイムだ。油断せず自分の良さを伝えていこう。

 

格言:「最後に質問ありますか?」は身近な疑問ではなく、自分のアピールとして使おう

第60回 面接でよく聞かれる1


面接ではお決まりの質問から、奇をてらった質問まで聞かれる。その中でも比較的よく聞かれる質問として「弊社のほかにどの企業を受けてますか?」がある。実際に皆さんはどのように答えるのか?

①同じ業界の企業ばかりを列挙して、業界の志望度合が高いことをアピールする

②素直に受けている企業を業界にかかわりなく伝える

たいていが上の①か②の答え方をしているであろう。中には嘘をついて他企業の内定をもらっていることや他企業の選考が進んでいることを話す学生もいるかもしれない。しかしそれはオススメできないし、やるべきではない。

上記の質問の場合には、比較の対象を述べることが効果的だ。例えばAが好きで、Aのことばかり好きということを伝えるよりも、AはBと比べて~が良いというほうが伝わりやすい。そのため理想的な答え方は、「私は●●の経験から□□を活かせると思い、△△ができる企業を受けております。その中でも御社はより★★の部分で自分活かせると考えております。」のように、複数の業界と比較したことを説明したほうが伝わりやすい。比較対象があることにより、説得力も増すし視野が広く見える。

 

格言:志望度合の高さを伝えるには、受けている企業のことだけではなく、比較対象(他企業・他業界)があったほうがより伝わりやすい

第59回 嘘をついてもいいか?


エントリーシートや面接において正直に答えないといけないのか?

就活にテクニックみたいなものは存在する。それを学んで効率よく内定をとってしまえば手段を選ばないで、見せかけの自分を演じればいいという考えもある。しかし私はそれは絶対に間違っていると思う。やはり選考の中で嘘はついてはいけない。 嘘をついてはいけない1番の理由は、一度嘘をついてしまうと一生嘘をつかなければならなくなるからだ。 それは相手に対して失礼であるし、何よりも自分の将来のためにもよくない。そんな偽りの姿では、楽しい社会人生活をおくることはできない。

反対に 自分は白黒ハッキリしていないとダメだから、嫌なことやダメなことを言わないわけにはいかない。そのため嘘など言わずありのままの自分で勝負すると考える学生もいると思う。しかしその考えもいささか不安である。というのも、必要のないことはあえて言う必要のないからだ。例えば、テレビの CMや結婚式などは必要のないことは言わない。メリットばかりを強調して話しをしている。しかし決して嘘はついていない。つまり、言い方や表現の問題であり、視点の違いである。

 

格言:面接で嘘はダメだが、ありのまま話すことは必要のないことを言うということではない。

第58回 志望動機6 ~数年後の自分~


志望動機の内容は、過去的な話しだけではなく未来的な話しをする必要がある。

例えば、エントリーシートや面接では「5年後のあなたはどうなってますか?」「10年後にどのようになっていたいですか?」などを聞かれるケースが多々ある。そのような質問の時にはどのように答えればよいのだろうか?

学生にとっては夢を語りたいところでもあるし、まだ社会に出たことのないため未知の世界であるのでわからないというのが本音であろう。しかし聞かれるのだからキチンと答えなければいけない。

最も残念な答え方は無難に答えてしまうことだ。例えば「部下を従え責任ある仕事についていると思います。」「誰にも負けない社会人になっていたいです。」などだ。これは当然のことで誰でも予測がつくことである。エントリーシートや面接はすべての質問が自分のアピールタイムであるため、抽象表現や一般論を述べるのは大変もったいないのである。皆さんは評論家ではない。

理想的な答えは、自分が会社を選ぶ基準を説明したうえで業務内容に結び付け、さらに未来のその業界や世の中の環境がどう変化するかを指摘しながら話しをしていくことである。つまり自分の時間と周りの環境の時間をリンクさせて述べる必要がある。

 

格言:未来の話は自分の未来と世の中の状況を加味して述べよう

第57回 志望動機5 ~職種~


面接の際に「職種」の希望を聞かれることがある。自分のなかでは「企画立案をやりたい」や「広報をやりたい」などを考えている人もいるだろう。やりたいことを意思表示することは大切だ。

希望職種を聞かれて最も多い返答は、「営業を経験して現場を知ってから、将来的には企画をやりたい」という考えが最も多い。実際に企業に就職してから1番最初に配属になるのは「営業職」が最も多い。

「営業」と聞いて皆さんはどのようなイメージを持っているであろうか?どうしても学生には、「営業=ノルマや外回り」のイメージが強い。しかしそれだけなのであろうか?

「営業」といっても色々な営業がある。提案を行いながらする営業や問題解決などを行うコンサルタントのような営業などもある。営業だからと言って企画が全くできないということはない。むしろ企画力や提案力を必要とする営業もある。典型的なのは広告代理店のように形に見えないものを提案する営業だ。その他にも、消費者に対して行う営業や法人に対して行う営業、1人で行う営業やチームで行う営業など、営業とひと口に言っても色々あるため、イメージで営業をやりたくないなど決して思ってほしくない。

企業によって営業のスタイルは違う。自分にあっているスタイルを見つけ、イメージでの就活はやめよう。

第56回 志望動機4


志望動機を語るうえで忘れてはいけないことは「ビジネスの視点」を持っているかだ。企業はボランティア団体ではない限り、利益をあげないと会社として存続はできない。よく学生は「環境問題に取り組みたい」や「福祉の分野に力をいれたい」などのような話しをしたがるが、会社のお金は湯水のごとくあるわけではないため、儲けにならないようなビジネスとかけ離れた意見は聞きたくない。

企業のホームページでは企業の良いイメージを持ってもらうために高齢化社会を意識しているような画像や環境に対して配慮などのコメントが多数みられるが、そのようなことばかりやっている企業はそうは多くない。ホームページだけの情報を鵜呑みにするのは危険だ。また「好き・かっこいい・かわいい」などの消費者的な視点も採用担当者は望んではいない。ファンを求めているのではない。一緒に働きたい人を求めている。

学生に必要なのは、社会全体からの業界の位置づけや業界の環境などを自分なりに調べ、自分なりの考えを持つことだ。「社会全体の視点」が必要だ。それには色々な業界について把握していなければ語ることはできない。複数の業界を知るには新聞を使うのも手だ。1つの業界に固執することなく、アンテナは常にはっていたい。

第55回 志望動機3


志望動機は理由が大切ということは散々ふれた。理由を述べるには論理的に話をしなければならない。

例えば「そもそも○○社の会社説明会に行ったのはなぜ?」「○○業界を選んだのはなぜ?」「OB訪問をしたのはなぜ?」「○○大学に入学したのはなぜ?」「○○学部に入学したのはなぜ?」「○○サークルに入ったのはなぜ?」などを考えてみる。どうしてその行動をとったのかを考えてから初めて自分の行動の特徴を知ることができる。

今後の人生において、色々な岐路がある。その時にはこれまでの判断基準が働く可能性が高い。そのため志望動機を述べる時は、順を追って「△△の考えから~業界に興味がある。その中でも△△の経験から御社に特に共感した。」などの流れになるのが望ましい。志望動機も自己PR同様、育ってきた環境や経験したことからの話しから切り離すことはできない。

志望動機は感情ではなく、最も論理的に話ができれば相手は必ず理解してくれる。

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