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第54回 志望動機2


 志望動機について学生と話をしていると、なかなか志望動機が書けないという意見は多い。どうしても好き嫌いの話になってしまうようだ。例えば面接官に「志望動機をお願いします」と質問され、「昔から○○が好きでよく使っています」「○○がとても好きで身近な存在です」などの返答だ。感想であり消費者としての意見になってしまっている。

また、好き嫌いの話題から離れてもこちらもよくある答えが「説明会に参加した際に御社の人に魅かれました」と答えるパターンだ。こちらも会った人の感想になってしまっており抽象的だ。特に人に魅かれるというのはとてもあいまいな答えだ。そもそも会社説明会では、その企業の優秀な社員が登場するため魅力的に見えて当然だ。逆に魅力に感じなければ、選考を辞退もよいくらいだ。

 面接官が知りたいのは、あくまでもその企業を選んだ理由になるため決して感想ではない。そのため上記の例で言えば、面接官が1番知りたいことは「あなたが説明会に参加した理由」である。なぜ説明会に参加したのかを話す必要がある。感想や消費者的発想、他人の魅力についてではなくあなた自身のものの考え方が知りたいのである。

第53回 志望動機1


 就活において、自己PRと共に重要視されている志望動機について話していこうと思う。

 志望動機は学生にとっては『やりたいこと』であり、企業の採用担当者にとっては『なぜうちの会社なのかという理由のこと』である。つまり「やりたい」という一方的な思いを連発しても、理由を説明できなければ採用担当者の胸には届かない。きれいごとを並べ、一般論や抽象論を並べても全く響かない。その会社に興味を持ったきっかけや理由を知りたいのである。

 前回話した企業の理念の話であれば、「御社の○○という理念に共感いたしました」では志望動機としては乏しい。その理念に興味を持った背景と理由が必要である。過去のできごとや育ってきた環境などから述べる必要がある。それを踏まえると、志望動機は3つの構成で考えるとわかりやすい。

 ①どのような仕事に興味があるのか(過去のできごとや育ってきた環境から考える)

 ②どのような業界に興味があるのか(自分の仕事観からの業界どうしの比較)

 ③○○業界のどの会社に興味があるのか(業界内での比較、理念に共感)

 以上のことから志望動機とはただ「やりたい」という単純な思いだけではなく、やりたい理由を説明・証明しなければいけないことである。

第52回 企業理念


 早いもので6月も折り返しに突入し、あせりを感じている学生もいると思う。実際に企業の募集も減ってきているのは事実としてある。そんな状況下でも、より自分に適した企業を見つけ受けなければいけない。そこで改めて企業を選ぶ際に確認してほしいことがある。それは企業が掲げている「理念」だ。

 「理念」はどこの企業でも必ず掲げているものであり、企業のホームページなどでみることができる。当たり前だが企業の「理念」は、決していい加減に作られてはいない。必ず「理念」には作られた理由がある。その理由を自分なりに解釈することが、企業に対しての自分の意見になる。そしてそれが企業への志望動機になる。

「行きたい企業がない」などの混沌とした状況におちいっている人にとっては、志望動機を書くことが苦痛であろう。今後募集企業が少なくなるにしたがい、より志望動機が書けない・言えないということが出てくる。その時に今一度企業理念が作られた根本的な理由を考えることにより見えてくるものがある。企業理念は決して適当にいい加減に作られてはいない。必ず作った人の思いや掲げた理由がある。それを見つけ考えることが重要だ。考えが正しいか正しくないかが重要ではない。考えて、自分の意見を持つことが重要だ。

第51回 苦手な相手


 皆さんはこれから社会に出るにあたり色々な人と接する機会がある。出会う人すべてが好きになれればそれに越したことはないが、どうしても苦手な相手は出てくるものである。そんな苦手な相手の対処法をお教えしたい。

 たいていの人は苦手な相手や嫌いな相手とはなるべくかかわらず、接する機会を極力減らすのが普通であろう。しかし避けられる場合は良いが、どうしても苦手な相手と時間を共に過ごさなければならない時もある。では苦手な相手との接し方はどうしたらよいのか?

 それは苦手な相手ほど一緒にいる時間を長くとることをすすめたい。普通は敬遠しがちだがあえて距離を近くに保つ。その一番の理由は、相手も同じように「苦手な人や合わない人」と思っている可能性が高いからだ。そこで、特に時間を共にすることのより相手のことが分かると同時に、何よりも自分を理解してもらえる。自分を理解してもらえさえすれば、相手の自分への対応も変わってくるはずだ。苦手と感じるのは相手が何を考えるのかわからないからだ。もし相手があなたに対して風当りが強いとすれば、それは相手があなたのことを本当に理解していないことからの影響だ。だから密接に関わることにより、あなた自身を理解してもらう必要がある。理解してもらえば親密な関係も築くことができるであろう。

格言:苦手な相手ほど時間を共にしよう

第50回 就活塾


 当コラムも早いもので今回で50回目だ。節目の50回にふさわしく『就活塾』について話したい。

 就活塾の歴史は浅い。それもそのはずバブル時代には必要のない産業であったからだ。バブルが崩壊して企業に入社することが難しくなってから登場しはじめた。そのため発展途上の産業だ。しかし東京を中心に就活塾の進出は激しさを増している。それぞれの塾は、工夫を凝らしカリスマ講師を用意し差別化を図っている。

 肝心なシステムであるが、基本的なカリキュラムに差はほとんどないだろう。たいていのカリキュラムは①自己分析の仕方②企業研究③エントリーシートの書き方④グループディスカッション対策⑤面接対策(模擬面接)⑥筆記試験対策(SPIなど)などが一般的だ。1回の講義が90分から180分まで幅広い。そしていつでも使用できる無料相談や自由に使える自習室を設けるなど様々だ。塾のOBによるフェローなどもある。また、内定がでなければ授業料を全額返金などユニークなシステムもある。そして気になる価格だが、およそ15万円から30万円まで差はある。

 就活は年々厳しさを増す中で私は『就活塾』の必要性を強調したい。理由としては、就活について「何がわからないのかわからないことが多いこと」と「1番最初に就職する企業が今後の人生にあまりにも影響する」からである。決して15万円は高くないと言いたい。

 私がおすすめする理想の『就活塾』は授業後のサポート(無料相談と自習室)が手厚いところである。

第49回 誰に相談するべきか?


 自分の将来のことをきめるのが就職活動である。自分のことであるので1人で考えることも必要であるが、誰かに相談したいときは必ずある。そんな時に誰に相談するべきなのか?

 身近なところであれば両親と大学の先輩があげられる。実際に人生の先輩である親の意見は正しいことが多いがやはりトレンド感でいうと古い。そこで頼りになるのが大学の先輩だ。特に就活が終わったばかりの先輩は心強い。参考になる先輩がいたら、頼ることをお勧めする。しかし、先輩も常に相談に乗ってくれるとも限らない。そこでここ数年で登場してきた『就活塾』も頼りになる存在だ。

『就活塾』の歴史は浅いが、なくてはならない産業になりつつある。東京をはじめ大都市圏には必ずあるほどになった。毎年、大学生・短大生の就活人口は40万人~60万人といわれている。そこに目を付けたのが『就活塾』だ。まさに巨大マーケットだ。

『就活塾』が行っていることは、当然内定をとるためのノウハウを教えることだ。大学の就職課では教えられないようなことまで教えている。感覚としては、大学受験の時に予備校に通うのと同じ感覚だ。大学に入るために、いまや予備校の存在は不可欠である。同じように、就職するためには『就活塾』に通うことが当たり前になりつつある。学生にとっては非常に興味深い産業である。

第48回 名刺


 よく学生に「名刺は作ったほうがいいですか?」と質問される。私は「基本的には必要ないでしょう」といつも答えている。

 理由:①年配の方から見ると学生が名刺を持っていることが生意気に思われることがあるから

   ②社会人からすると学生の名刺を求めてはいないから

 名刺について述べるのであれば大切なことは、名刺を持っていることよりもマナーを覚えておくことのほうが重要だ。まずルールとして、目下のものから名刺を先に差し出し、その後目上のものが名刺を出すのが基本だ。もし名刺を持っているなら常に先に差し出すことを意識しよう。そして名刺を手渡す高さも大切だ。相手の名刺の差し出した高さよりも自分の名刺は低く出そう。目上の人よりも高い位置での名刺の受け渡しは厳禁だ。

 名刺交換後に商談となれば、相手の名刺は自分の名刺入れの上に置こう。これは、相手の名刺を直接テーブルにおくことよりも名刺入れの上におくほうが丁寧に扱っているという意思表示。また、もらった名刺はすぐにしまってはダメだ。テーブルで話をしていれば話が終わるまで出しておこう。これは礼儀であるとともに、相手の名前を間違えないようにするための基本である。

 以上名刺については、持っていることよりも礼儀を知っていることのほうが大切である。仮にもう作ってしまっているなら活用してみよう。だがくれぐれも無理に作る必要はない。

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第47回 面接官2


 面接の際に面接官は最低2人はいる。まれに面接官が1人ということもあるが極めて可能性は低い。その理由は、当たり前だが質問する人と会話を書き留める書記が必ず必要だからである。質問をして会話をしている面接官だけを注意していれば良いということでは決してない。面接官全員があなたをジャッジしている。そのため、必ず行ってほしいことは『目線』だ。『目線』は、いくつかポイントがある。

①質問をしている面接官の目をみる

②質問してきた人に対して目をみながら話をする

③質問をしてきた人だけではなく、面接官全員に対して目配りをする

 ③が特に忘れがちになってしまう。つい質問をしてきた面接官に対してのみ『目線』を送ってしまうが、あなたを判断しているのはその場にいる面接官全員である。常に全員に対して訴えかけるように『目線』を全員に投げかけよう。

第46回 面接官


 皆さんは面接官に対してどんなイメージをお持ちだろうか?学生にこの質問をすると圧倒的に「怖い」という答えが返ってくる。以前に話をしたが確かに圧迫面接のように高圧的で「怖い」面接があるのは事実であるがこちらは極めて少数派だ。大多数の面接は、面接官も皆さん同様に緊張しており、何よりも皆さんのいいところを探している。ではどうして面接官は皆さんのいいところを探しているのであろうか?

        それは、面接官には報告の義務があるからである。

 そもそも面接官は誰が行っているのかご存知であろうか?すべてが人事の担当者とは限らない。主に1次面接などの初期の段階に多いのだが、現場の営業や経理・広報・総務などの違う部署の人も面接を行う。つまり、面接のプロではない。このような人たちは、2次面接の面接官や上司に面接の内容を報告しなければならない。仮に面接を行い、素晴らしい学生がいたとしよう。すると面接官役の社員は、学生のどこがどう素晴らしいのか報告しなければならない。なんとなく素晴らしいでは報告としてはダメだ。だから悪いところを探すよりも学生の良いところを見つけ、それを報告するほうが圧倒的に説明しやすいのである。

 格言:【面接官は学生の良いところを探している】

第45回 ヴィジョン


 今日も塾で講義をおこなってきた。講義後、生徒の一人が明日某企業の最終面接を受ける予定で、何が質問されるのか不安がっていたため相談にきた。

 私は生徒(以下彼女)に対して「もし企業に入社して10年後にはあなたは何をしていると思いますか?」と質問をしてみた。私は彼女からすぐに答えがかえってくることを期待していたが、彼女は考え込みだまり込んでしまった。それは彼女の中で、将来のヴィジョンをはっきり持っていなかったからだ。いまの彼女にとっては、当然会社から内定をもらうことが第一であり、就職活動とは自己PRを考えたり志望動機を考えたりするものだと思い込んでいたためだ。

 本来就職することは、これから人生の新たなスタートであるが、就活が一大イベントになり、内定が人生のゴールになってしまっている人が意外に多い。しかし、採用側からすれば内定が人生のゴールの人よりも、将来の夢やヴィジョンをもっている人に魅かれるものである。そのため少なくても、自分の3年後や5年後はどうなっていたいかを考えるべきだ。今がピークの人よりも将来のヴィジョンを持っている人に魅力を感じる。

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