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第24回 企業の選び方5


 GW後良いスタートを切れたであろうか?数ある情報の中から、正しい情報・必要な情報を選ぶことはなかなか難しいことだが、周りに振り回されないようにしたい。では、さっそくだが今回も「企業の選び方」を考える。

 皆さんは、いま業界をかなり絞って就活をしていると思うが、改めて1つの業界・業種しか受けていない人はこのタイミングで最低あともう1つ業界を増やす努力をしよう。理想は、3つの業界を見ながら活動することだ。もちろん、時間的にそこまで見られない人は仕方ないと思うが、まだ少し余裕がある人は是非受ける業界を増やそう。業界を増やす最大のメリットは、第一志望業界のことを客観的に見ることができるからである。客観的に見ることは、「働くことの価値観=仕事観」を考える上でも必要である。

 どうしても行きたい業界があれば、とことんその業界を調べ、掘り下げていきたい所だが、残念ながらそれだけでは足りない。思いを伝えるには一つのことを熱く語るより、比較となる対象があったほうがより根拠が増す。だから面接の際は「御社が第一志望です。御社以外に考えられません」という言うよりも「御社が第一志望です。私の持ち味を活かすために●●業界や●●業界も検討いたしましたが、私の性格から●●業界が良いと考え、その中でも特に●●な御社がより一層自分を活かせると考え志望しました」の方が説得力が増す。「志望」というのは、相対的にしか説明がつかない。だから、比較対象があったほうがわかりやすいのである。色々な会社を見た上での意見は貴重である。今持っている自分の情報からではなく、自分は何も知らないという前提で会社を選んでほしい。自分の持っている企業のイメージと固定観念は捨て、数多くの企業・業界研究をしてほしい。

第23回 企業の選び方4


 昨日でゴールデンウィークが終わり、今日からまた就活が再スタートしていると思うが、改めて企業の受け方選びかたを確認してみよう。

 前回までは「BtoB」の企業を見ることを薦めたが、もう一つ企業を選ぶ際に気を付けてほしいことがある。それは「思い込み就活」だ!

「思い込み就活」とは、 例えば人と接するのが好きだからサービス業しか受けないとか、旅行が好きだから旅行代理店とかの類だ。要するに、先入観による就活に徹しているタイプである。これは非常にもったいない。そもそも、人と接することがない仕事などはない。世の中のほとんどの仕事が人と接することになる。世の中にどのような会社があり、どのような仕事があるかわからない中で、自ら選択肢を狭めてしまうのはもったいない。このような傾向は、資格を持っている人にも同様に見られる。例えば、「簿記の資格を持っているから金融の仕事がいい」「TOEIC●●点であるから英語に携わる仕事がしたい」なども同じである。資格を持っていることにより、その資格に執着し、かえって就活の選択肢を狭くしているケースがある。企業に所属すれば、資格を持っているからといって専門的な仕事がすぐできるわけではないし、反対に資格を持っていることを歓迎しない企業もないため、資格を持っていればどこでもウェルカムなはずだ。

 格言:思い込みで現状の自分の力を元に会社を選ぶのはやめよう!

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第22回 企業の選び方3


 前回の続きだが、そもそも何を持って知名度が低いと感じるのであろうか?

それはあくまでも学生目線での話しになる。学生が知らなくても会社の規模が大きなところは数多くある。では、1つの例を見てみよう。

 例えば、トヨタのハイブリッドカープリウスを1台作るのに対し、トヨタ自動車1社だけの力で車ができたと思ってはいないだろうか?そんなことは決してない。どんなに大きな企業であっても1社だけでは成り立たない。実際には、プリウスを作るにあたり、数十社という企業が携わっている。それこそまさに「BtoB」の関係がなりたっている。トヨタ対●●会社。トヨタの社員にとっては重要な取引先ではあるが、学生にとっては、まったくなじみのない企業になる。普段の生活の中で聞きなれない企業は、学生にとっては興味がなかなかわきにくい。トヨタの取引先には、ハイブリッドの電池を作っている会社や窓ガラスを作っている会社・座席を作っている会社など多岐にわたる。テレビだけの情報をメインにしている学生にとっては別世界だ。それでも、新聞を毎日読んでいる学生にとっては、少しは知っている人もいるかも知れない。自分が車に興味があり、トヨタ・日産・ホンダのように知名度が高い企業ばかり見ている学生なのか、それとも純粋に車に関して興味があるので、こだわりがある仕事がしたいのか、今一度確認してみてもいいだろう。トヨタ・日産・ホンダなどが取引する企業の中によっては、よりグローバルな仕事ができたり、より自分に向いている企業があるかもしれない。名前がメジャーではないからといって決して悪い企業にはならない。何回も言うが「BtoB」企業には、優良企業は山ほどある。自分が知っている、聞いたことがあるという理由で「BtoC」の企業ばかり見てみるのではなく、是非この機会に「BtoB」の企業を見てほしい。それが、ライバルの少ない領域であり、失敗しない就活でもある。

第21回 企業の選び方2


 前回、知名度低い企業を受ければ内定をとれる可能性が高まるということに少しだけふれた。今回はその続きとしよう。

 皆さんは、「BtoB」と「BtoC」という言葉を聞いたことがあるだろうか?Bは「Business」のBで、企業のこと。Cは「Consumer」のCで、消費者ということだ。「BtoB」とは、企業対企業の取引のこと。「BtoC」とは、企業対消費者の取引のことになる。一企業が誰に対して取引を行っているかの違いをあらわす言葉である。

 就活が苦戦しがちの学生に多い傾向として、「BtoB」と「BtoC」を比較した場合には、圧倒的に「BtoC」ばかりに集中する傾向がある。ちなみに、書いている私自身の大学生時代の就活もまさにこの状態であった。「BtoC」の代表例として『旅行代理店・ホテル・百貨店・鉄道・航空』などがある。いずれも選んでいる理由は、知名度があり身近な存在であるからという理由だ。さらにせっかく「BtoB」に目を向けた学生も、CMをやっているような大手メーカーに興味がわく。もちろん気持ちがわからないわけではないが、あまりにも倍率が高い企業ばかりに注目しすぎている。そのため、なかなか内定をもらえない学生が多くなるのである。

 では、「BtoCの企業」でもなく「BtoBの大手メーカーではない企業」の中では良い企業は存在しないのか?そんなことは決してない。知名度は、低くても優良企業は世の中には数多くある。この続きは次回にしよう。

 

第20回 企業の選び方1


 前回の続きだが、まだまだ就活は途中の段階だ。これからの修正で、内定を勝ち取ることは可能だ。ただ、適当に闇雲に企業を選んでいては、難しいであろう。実際に、受ける企業のタイミングで大きく変わるのが就活でもある。

 日本には、会社組織というものが約400万~800万社存在する。そして、大学生が毎年40万人~50万人が就職活動を行う。つまり、圧倒的に学生の人数より会社組織のほうが多いのである。しかし、なぜ就職率が100%にならないかというと、今の学生のほとんどは就職検索サイト(リクナビやマイナビ)を利用して就活をしているからだ。就職検索サイトに載っている企業の数はせいぜい1万社程度。すべての企業を網羅するにはほど遠いのである。そのため、検索サイトに載っていない企業は、学生にとっては世の中に存在しない会社とイコールになってしまうのである。そして、学生は検索サイトに載っている少しでも名前が聞いたことがある企業に応募するのである。だから、知名度が高い企業の競争率は非常に高いのである。単純な話し、知名度が低い会社であれば内定をとれる可能性は高まるのである。

「そんなことわかっているよ」と批判されそうだが、この続きは次回にする。

第19回 ワンチャンス


 まだ、1社も内定が出ずに焦ってきている学生も多いのではないだろうか?
気休めではなく、まだこれからだ!ゴールデンウイークに入り企業の採用も、ストップしているところであるので、仕切り直しのチャンスである。周りは、気にせず努力を続けよう。もう5月ではなく、まだ5月と考えよう。実際に私自身が、内定をもらったのは、7月下旬だ。それと比べればまだまだ時間はある。とはいえ、皆さんは実感していると思う。就活で最も酷なこと、それは受けたい会社は1回しか受けられないということを。

 就活は、募集時期が大学受験のように、毎年1月から3月にかけて行われるといった、ある一定の期間に集約されてはいない。仮に準備をしながら面接も受けていき徐々に就活になれてきたころに、第一志望の会社の受験日があえばあなたはとてもラッキーだ。しかし、第一希望の会社が最も早く受験日がきたら、「準備不足でうまくいかなかったからもう一回受けさせて下さい」というわけにはいかない。「後悔先に立たず」である。もう一度同じ会社を受けるには、次の年に就職浪人をして受けるしかないのだ。かなり厳しいが現実だ。その後の人生も変わってしまう可能性だって生まれてくる。だからそのようなことがないよう準備する必要がある。だから、受ける会社の選び方を吟味する必要がある。闇雲に企業を受けても内定はとれない。次回は、企業の選びかたについて話そうと思う。

格言:受けたい会社は1回しか受けられない

第18回 語学


 前回に引き続き「プラスαの能力」の話題を取り上げる。今回は「語学」のうち特に英語力。

学生にこれも毎年聞かれるが「英語はできたほうが良いですか?英語を話せると有利ですか?」私はいつも同じように答えている。「就活のためであれば気にする必要はない」と。そもそも、質問をする学生は語学(英語)が不得意ということであろう。語学が本当に必要である企業は、語学を得意とし活かそうと考えている学生が多い。その為、就活直前で勉強するには限界があるため、むしろ必要はない。国際化が進んでいるとしても、日本の企業の9割以上の企業が日本語のみで問題はない。もちろん、ユニクロや楽天のように英語を公用語としている企業も存在するのも事実だ。しかし、主言語は変わらない。それは、日本人の主食がご飯であることと同じこと。どんなに国際化が進んでも「日本人の主食は?」と聞かれ「パン」と答える人はいないであろう。

逆に本当に語学が必要な企業を受ける場合であれば、就活のためという短期的な話ではなく、前もって勉強する必要がある。そして語学力に自信がある人は、それ以外にさらに特筆すべき点がないといけないであろう。生半可な語学力は必要ない。例えば、履歴書やエントリーシートに英検2級位の資格なら書かないほうがましだ。「私は英語力がそこまでしかありません」ということを暗に示しているようなものだからである。

 グローバルな仕事をしたいと思っていて、海外で働きたいと願う学生も多いと思うので、ある企業A社の実際の話しを例にとってみようと思う。A社は、国内の他に世界各国に支社がある。もちろん世界各地に支社があるため、それぞれ世界各国に配属されている社員がいる。では、いったいどのくらいの人が海外勤務に携われるのか?

答えは1つの支社につき1人だ。

A社では、日本から世界の各支社に1名しか配属されない。あとは現地のスタッフだ。ということはそこに配属される人間に求められる能力は、もちろん英語力だけではない。むしろ、英語力よりも1人でやりぬく忍耐力や、違う土地で仕事を行う環境適応力、現地のスタッフを率いるリーダーシップなどが必要になる。つまり、海外勤務といえども、必ずしも英語力があるから配属されるとは限らないのである。もちろん、話せないことには、厳しいことにはかわりないが、必要なスキルはそれ以外の方がはるかにウエイトを占めている。大切なのは語学だけではない、ビジネススキルなのである。資格や語学以上に社会人として求められているものが存在する。

格言:資格と語学は、持っているだけではダメ。どう活かせるかだ。

 

第17回 資格は必要?


 学生からよく質問される代表的なものに「就職には、何か資格は持っていた方がいいですか?」「資格を持っていないと就職には不利ですか?」がある。

そのたびに私はこう答えている。「転職ならまだしも、新卒での就活にはあまり気にする必要はないよ。持っていないからといって不利ではないよ」と話している。もちろん資格は、持っていることによりプラス評価にはなるが、持っていないからといってマイナスの評価にはならない。ただし、超難関といわれている司法試験や公認会計士・MBA・TOEIC900点以上などはもちろん別で、取得の意味はありありだ!もっともここにあげた資格を取得した学生は、企業を受ける就活には参加はしない可能性が高いのだが。

 大切なことは、資格は持っていることではない。「なぜその資格はとろうと考えたのか?また、その資格を将来どう活かそう」と考えているのかがとても重要になる。資格取得がゴールではなく、資格取得後が本当のスタートになる。だから、持っているだけでは意味がない。資格は活かして・使ってはじめて意味をなす。だから、履歴書に書くことよりも、なぜとろうと考えた背景のほうが人事の担当者は気になるのである。資格をとることに力を使ってしまい燃え尽きた学生よりも、その資格を使って将来やりたいことがある・伸びしろがある学生と共に仕事がしたいのである。だから、資格を持っているからと言って面接で振りかざすことは控えよう。また、反対に資格を何も持っていなくても落ち込むことはない。資格がないと就職できないわけではないので、気にせず頑張ろう!

 

 

第16回 人事が本当にほしい人材


 ゴールデンウィークは、企業の採用活動が止まっているため、少しでも充電したいところだ。人事の担当者もゆっくり休みをとっていると思うが、採用側の本音についてふれてみたい。

 採用担当者の学生に求める条件の一つに欠かせないものがある。それは、辞めない人間だ。せっかく採用したのにすぐに辞めてしまうような人材はいらない。裏を返すとすぐ辞めるような人を採用したということで人事の責任にもつながる。そのため面接をうける場合、もし仮に3年働いて3年後に転職や独立を考えていても、そのことは言わないほうが賢明だ。ましてや最初の3年は、社会人としてのルールを覚えたり、基本的な仕事内容を覚えたりで、会社としては未来に活躍してもらうための先行投資なのだ。そのため、せっかく会社のルールを覚えてもらって、これからバリバリ働いてもらう前に辞めてしまったら元も子もない。もちろん辞める可能性が高いことを知っていて、意図的に大量採用をして、鎌をかけている企業も存在する。しかしそのような企業は、超過酷な労働であったり、休みがなかったり、ノルマがきつかったりなどの何かしらの問題がある企業だ。そのような「人を使い捨てにするような企業」は、受けない方が賢明だ。

 基本的には人事担当者が望むのは、辞めないという前提で継続的に努力ができる人間がほしいのだ。そのため、記念受験のような芯の通っていない学生はすぐに見破られる。大学のブランドに魅かれるわけではない。

第15回 もう就活?


 先日、某就活塾の説明会にお邪魔した時驚いた。もうすでに、2014年卒業の学生が就活を始めようとしていることに。大学3年生になったばかりという時期でもあり、何よりも現在大学4年生でもまだ内定をもらっていない人が多数いる中ですごい光景だ。内定をもらっていない大学4年生が見たら、間違いなくいい気持ちはしないだろう。いずれにしても、何かを意識し早めに行動を起こすことは、とても大切なことだ。

しかし、もし大学3年生に本音でアドバイスをするのであれば「もっと遊べ」と言いたい。でもそんなことを言えば「遊んでいる時間なんてないです。人生がかかっていますから」と言われそうであるが、であれば「もっと大学の勉強しろ」とも言いたい。

「遊べとか勉強しろ」など正反対のことを言われても「どっちかはっきりしてほしい」と怒られそうだが、結論はどっちもだ。私が言いたいのは行動の内容ではなく、どれだけ真剣に本気で物事に取り組めるかだ。

 学生の本分は勉強であるので本来は勉強を薦めるべきであろうが、遊びも広い意味では人生の勉強になる。勉強でも遊びでも真剣に本気で取り組めば必ず人として成長する。皆さんにはその成長体験を一つでも積んでほしい。人生は、まだまだ長い。しかし、学生時代のように時間がとれるケースは、この後の人生の中ではなかなか考えにくい。特に企業に勤めるのであればなおさらだ。学生時代の時間がいとおしくも感じる。だから今は身近に存在していることに本気で真剣に取り組んでほしい。その頑張りや努力が必ず、今後の人生に活かされる。それでも、どうしても心配で就活をしたいのであれば、OB・OG訪問を薦める。最初はアポイントをとってOBやOGとただ話をするだけでもいい。とにかく色々な人と接すれば、それだけでも勉強になるはずだ。アポイントを取ること自体に抵抗をおぼえ緊張するとは思うが、本気で今から就活の準備をしたいのであれば是非やってほしい。人間の成長は人との出会いからも起こるからだ。社会人の名刺を集める気持ちで、気軽にスタートするのも一つの手かもしれない。

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