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第22回 企業の選び方3


 前回の続きだが、そもそも何を持って知名度が低いと感じるのであろうか?

それはあくまでも学生目線での話しになる。学生が知らなくても会社の規模が大きなところは数多くある。では、1つの例を見てみよう。

 例えば、トヨタのハイブリッドカープリウスを1台作るのに対し、トヨタ自動車1社だけの力で車ができたと思ってはいないだろうか?そんなことは決してない。どんなに大きな企業であっても1社だけでは成り立たない。実際には、プリウスを作るにあたり、数十社という企業が携わっている。それこそまさに「BtoB」の関係がなりたっている。トヨタ対●●会社。トヨタの社員にとっては重要な取引先ではあるが、学生にとっては、まったくなじみのない企業になる。普段の生活の中で聞きなれない企業は、学生にとっては興味がなかなかわきにくい。トヨタの取引先には、ハイブリッドの電池を作っている会社や窓ガラスを作っている会社・座席を作っている会社など多岐にわたる。テレビだけの情報をメインにしている学生にとっては別世界だ。それでも、新聞を毎日読んでいる学生にとっては、少しは知っている人もいるかも知れない。自分が車に興味があり、トヨタ・日産・ホンダのように知名度が高い企業ばかり見ている学生なのか、それとも純粋に車に関して興味があるので、こだわりがある仕事がしたいのか、今一度確認してみてもいいだろう。トヨタ・日産・ホンダなどが取引する企業の中によっては、よりグローバルな仕事ができたり、より自分に向いている企業があるかもしれない。名前がメジャーではないからといって決して悪い企業にはならない。何回も言うが「BtoB」企業には、優良企業は山ほどある。自分が知っている、聞いたことがあるという理由で「BtoC」の企業ばかり見てみるのではなく、是非この機会に「BtoB」の企業を見てほしい。それが、ライバルの少ない領域であり、失敗しない就活でもある。

第21回 企業の選び方2


 前回、知名度低い企業を受ければ内定をとれる可能性が高まるということに少しだけふれた。今回はその続きとしよう。

 皆さんは、「BtoB」と「BtoC」という言葉を聞いたことがあるだろうか?Bは「Business」のBで、企業のこと。Cは「Consumer」のCで、消費者ということだ。「BtoB」とは、企業対企業の取引のこと。「BtoC」とは、企業対消費者の取引のことになる。一企業が誰に対して取引を行っているかの違いをあらわす言葉である。

 就活が苦戦しがちの学生に多い傾向として、「BtoB」と「BtoC」を比較した場合には、圧倒的に「BtoC」ばかりに集中する傾向がある。ちなみに、書いている私自身の大学生時代の就活もまさにこの状態であった。「BtoC」の代表例として『旅行代理店・ホテル・百貨店・鉄道・航空』などがある。いずれも選んでいる理由は、知名度があり身近な存在であるからという理由だ。さらにせっかく「BtoB」に目を向けた学生も、CMをやっているような大手メーカーに興味がわく。もちろん気持ちがわからないわけではないが、あまりにも倍率が高い企業ばかりに注目しすぎている。そのため、なかなか内定をもらえない学生が多くなるのである。

 では、「BtoCの企業」でもなく「BtoBの大手メーカーではない企業」の中では良い企業は存在しないのか?そんなことは決してない。知名度は、低くても優良企業は世の中には数多くある。この続きは次回にしよう。

 

原子力の人材ピンチ…志願減、就職説明会参加も

  • 2012年05月06日
  • TAC

東京電力福島第一原子力発電所の事故後、原子力専攻を志願する学生が減っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120504-00000166-yom-sci

60%減とはものすごい減少です。

GWも猛勉強、国家公務員試験 採用半減

  • 2012年05月06日
  • TAC

このゴールデンウイークの真っ只中に、ひたすら就職活動に励む学生たちもいます。特に、公務員を目指す若者は、今年、政府の政策によって、いきなり厳しい立場に立たされました。ビデオでご覧下さい。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120504-00000039-jnn-soci

採用半減・先2年間給与数割カットでも、安定が重要なのですね。

内定者6割「グローバルな人材に」変わる就活戦線

  • 2012年05月05日
  • TAC

海外旅行や留学に行かず国内での安定した生活を希望するなど、近年「内向き志向」とされてきた若者に、就職活動を通じて海外へ目を向ける“変化”が出始めている。不況で国外に活路を見いだす企業が、留学経験者など国際社会で活躍できる人材の獲得に乗り出したことの影響だ。内定者の約6割が「グローバルな人材になりたい」と答えた調査結果もあり、「内」から「外」への意識改革が加速しそうだ。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120505/biz12050501420003-n1.htm

先日テレビでは海外に行きたがらない社員を取材していましたが、大手と中小の違いでしょうか。

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2013年卒就活生、「起業したい」は3.7%【リクルート】

  • 2012年05月05日
  • TAC

株式会社リクルートは、リクルート就職活動モニターの大学生・大学院生(2013年卒)を対象に『大学生の就職内定状況調査』を実施した。

http://careerzine.jp/article/detail/2234

たった3%ですか・・・。

第20回 企業の選び方1


 前回の続きだが、まだまだ就活は途中の段階だ。これからの修正で、内定を勝ち取ることは可能だ。ただ、適当に闇雲に企業を選んでいては、難しいであろう。実際に、受ける企業のタイミングで大きく変わるのが就活でもある。

 日本には、会社組織というものが約400万~800万社存在する。そして、大学生が毎年40万人~50万人が就職活動を行う。つまり、圧倒的に学生の人数より会社組織のほうが多いのである。しかし、なぜ就職率が100%にならないかというと、今の学生のほとんどは就職検索サイト(リクナビやマイナビ)を利用して就活をしているからだ。就職検索サイトに載っている企業の数はせいぜい1万社程度。すべての企業を網羅するにはほど遠いのである。そのため、検索サイトに載っていない企業は、学生にとっては世の中に存在しない会社とイコールになってしまうのである。そして、学生は検索サイトに載っている少しでも名前が聞いたことがある企業に応募するのである。だから、知名度が高い企業の競争率は非常に高いのである。単純な話し、知名度が低い会社であれば内定をとれる可能性は高まるのである。

「そんなことわかっているよ」と批判されそうだが、この続きは次回にする。

外国人留学生:日本企業への就職支援 セミナー開催

  • 2012年05月04日
  • TAC

日本企業への就職を望む外国人留学生のためのセミナーが10日夜、早稲田大学大学院(東京都新宿区)で開かれる。日本の就職活動に留学生が不慣れなこともあり、日本国内で就職する留学生は全体の2割弱。だが、海外進出の動きを強める日本企業にとっても、優秀な留学生を採用する必要性は高まっている。

http://mainichi.jp/select/news/20120504k0000m020049000c.html

日本の学生さんもうかうかしていられませんね。

中央ろうきん、内々定メールを誤送信 「淡白な謝罪」で就活生激怒

  • 2012年05月04日
  • TAC

  「中央ろうきん」の愛称で知られる中央労働金庫(東京都千代田区)が、採用活動で不採用にした学生に対しても「内々定をお受けいただきありがとうございます」などとするメールを誤って送っていたことがわかった。

しばらくして誤送信を陳謝するメールが送られたものの、就職活動生にとっては、大型連休は「ヤマ場」。精神的に追い詰められている人も多く、この時期の誤送信に「みんなの傷口をえぐった」といった怒りの声が続出している。

http://www.j-cast.com/2012/05/03131109.html

これはひどいですね。

第19回 ワンチャンス


 まだ、1社も内定が出ずに焦ってきている学生も多いのではないだろうか?
気休めではなく、まだこれからだ!ゴールデンウイークに入り企業の採用も、ストップしているところであるので、仕切り直しのチャンスである。周りは、気にせず努力を続けよう。もう5月ではなく、まだ5月と考えよう。実際に私自身が、内定をもらったのは、7月下旬だ。それと比べればまだまだ時間はある。とはいえ、皆さんは実感していると思う。就活で最も酷なこと、それは受けたい会社は1回しか受けられないということを。

 就活は、募集時期が大学受験のように、毎年1月から3月にかけて行われるといった、ある一定の期間に集約されてはいない。仮に準備をしながら面接も受けていき徐々に就活になれてきたころに、第一志望の会社の受験日があえばあなたはとてもラッキーだ。しかし、第一希望の会社が最も早く受験日がきたら、「準備不足でうまくいかなかったからもう一回受けさせて下さい」というわけにはいかない。「後悔先に立たず」である。もう一度同じ会社を受けるには、次の年に就職浪人をして受けるしかないのだ。かなり厳しいが現実だ。その後の人生も変わってしまう可能性だって生まれてくる。だからそのようなことがないよう準備する必要がある。だから、受ける会社の選び方を吟味する必要がある。闇雲に企業を受けても内定はとれない。次回は、企業の選びかたについて話そうと思う。

格言:受けたい会社は1回しか受けられない

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